ナインゴランの中国移籍報道に揺れるロマニスタ「狂ったのか?」「行くにしても日本だろ」

2018年01月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

サポーターの反応を本人はどう見ているのか…。

中国行きの噂が浮上しているナインゴラン。去就が注目されるが、もし移籍となれば、インドネシアにルーツがあることから「アジア枠」での出場も可能だと言われている。(C)Getty Images

 ユベントスへの敵意をむき出しにし、「移籍するなどあり得ない」と公言するローマのラジャ・ナインゴランは、サポーターにとってアイドルのような存在だ。だからこそ、そのベルギー代表MFが移籍するかもしれないとの報道に、ロマニスタたちは揺れている。

 イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』は現地時間1月15日、広州恒大のファビオ・カンナバーロ監督がナインゴランに連絡し、移籍に向けて大筋で了承を取り付けたと報じた。クラブ間でも移籍金5000万ユーロ(約65億円)で合意したと伝えている。

 ただ、中国政府による国外投資制限のための"ぜいたく税"や、ナインゴランが今年の元日にSNSで乱痴気騒ぎを公開し、クラブとエウセビオ・ディ・フランチェスコ監督から罰金および1試合の謹慎処分を科されたことで、交渉にブレーキがかかったとも伝えられている。

 それでも、ナインゴランの中国移籍は現在も交渉中と言われており、サポーターとしては気になるところだ。実際、『La Gazzetta dello Sport』紙や『Corriere dello Sport』紙によると、ロマニスタはSNSでさまざまな考えを示しているという。その一部を紹介しよう。

「みんな気が狂ったのか?」

「ローマの歴史でもっともお得な取引になる」

「最強の選手に触れるな。ラジャはここに残る」

「どんな金額でも俺ならナインゴランは売らない」

「中国に行けば、もう一度元日を祝えるからじゃないか」

「ラジャを売るなら、俺がスタジアムに行くのは15年後だ」

「本当に彼が"ニンジャ(愛称)"なら、行き先は日本だろ」

「イタリアで3本の指に入るMFが中国で"冬眠"するなんて」

「中国じゃSNSが使えないと伝えてくれ。そうすれば彼は行かない」

「代表入りできるかわからないのにワールドカップイヤーに中国へ行くわけがない」

「(オファーを)受けないよう説得するために何かやろう。人生は金がすべてじゃない」

「5000万ユーロは本当に巨額で、ローマにとっては死ぬほど必要だ。俺が中国まで付き添うよ」

「俺は悪くないかな。30歳の選手に5000万ユーロなら、受け入れられるし、受け入れなければ」

 もちろん、残留を望むサポーターは多いが、中には現実的に取引すべきと考えるファンもいるようだ。冗談も含め、多くのメッセージが飛び交っている中で、ナインゴラン本人はなにを思っているのだろうか。
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