中島翔哉獲得にポルトが本格参戦! 保有選手の譲渡で今冬に実現する可能性も?

2018年01月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

獲得に「かなりの自信を持っている」とも。

ポルティモネンセで確実に存在価値を高めている中島。そのパフォーマンスを国内のメガクラブが見逃すわけがない。 (C) Getty Images

 日本サッカー界期待の俊英・中島翔哉の獲得レースにポルトガルの名門が本格的に乗り出した。
 
 現地1月11日、ポルトガル・メディア『A Bola』は、ポルトがポルティモネンセに所属する中島獲得に向けて動き出したことを具体的な情報を交えて報じている。
 
 今シーズンから海を渡り、ポルトガルのポルティモネンセでプレーする中島は、ここまで公式戦17試合に出場し、7得点・3アシストを記録。その殊勝なパフォーマンスには、他国リーグのクラブも注目しており、リーグ・アンのサンテティエンヌや、ブンデスリーガのヴォルフスブルクとフランクフルトの興味が伝えられた。
 
 とりわけ、長谷部誠と鎌田大地という二人の日本人を抱えるフランクフルトは、獲得に熱心で、かなりの好条件を提示する準備を進めているという。
 
 そんななか、ここにきて中島獲得の最有力候補に躍り出たのが、ポルトだ。
 
 これまでも中島の動向を追ってきた『A Bola』によれば、ポルトは今冬の獲得を画策しており、この1月に中島の保有権を買い取ったポルティモネンセが設定している移籍金1000万ユーロ(約13億円)の減額交渉を行なっているようだ。
 
 その交渉をスムーズに進めるためにポルトは、現在、ポルティモネンセに期限付き移籍しているブラジル人DFのイナシオを完全移籍で提供し、さらに今シーズン終わりまでブラジル人FWのガレーノを貸し出すことを提案しているという。
 
 同メディアは交渉の進展具合について次のように綴っている。
 
「ポルトとポルティモネンセは良好な関係性を築いている。さらにナカジマもポルトに興味を持っていることを考えれば、今冬に移籍が実現する可能性は十分にある。ポルト側はかなりの自信を持っている」
 
 仮に現在国内リーグ首位に立つポルトに加われば、自身キャリア初のリーグ優勝の美酒も味わえる可能性が高く、さらにヴォルフスブルクやフランクフルトとは異なり、チャンピオンズ・リーグ出場も叶えられる。欧州での成功を望む中島にとってはキャリアアップの絶好の機会と言えるだろう。
 
 熾烈さを極めてきた中島の争奪戦は、どのような結末を見るのか? 今後の動向に注目したい。
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