【新潟|新体制】ブラジル人"ゼロ"でスタートを切るも、強化部長はさらなる補強を示唆

2018年01月11日 大中祐二

FW、中盤、サイドバック、GKを補強し、28人前後の体制で競争を促していく考え。

鈴木新監督は「できるだけ早く、チームとしてベストの布陣を考えたい」と語った。写真:徳原隆元

 1月11日、新潟が新シーズンに向けた新体制発表会を行なった。
 
 2004年のJ1昇格後、初めてJ2に降格して迎える今シーズン、目指すのは1年でのJ1復帰だ。東京Vから高木善朗、湘南から広瀬健太(昨季は栃木でプレー)、横浜から田口潤人(昨季は藤枝でプレー)、新潟シンガポールから柳育崇を獲得し、インカレ優勝メンバーの流通経済大の渡邉新太、関東大学リーグ優勝メンバーでMVPの戸嶋祥郎、先日の高校選手権で優勝した前橋育英高の渡邊泰基を加えた総勢24人でスタートを切った。
 
 会見には列席しなかったが、去年途中から期限付き移籍で大きな存在感を放った小川佳純が、鳥栖から完全移籍で加入したことも、復帰を目指す上でポジティブな補強となっている。
 
 今シーズン、新たにチームの指揮を執る鈴木政一監督は、「非常に戦力として期待が持てる。できるだけ早く、チームとしてベストの布陣を考えたい」と、目標達成に動き始めている。
 
 また、木村康彦強化部長は、さらにFW、中盤、サイドバック、GKの補強を示唆。クラブの歴史上、長らく戦力としてチームの柱であり続けてきたブラジル人選手が現時点ではゼロで、外国人枠を効果的に活用しながら、28人前後の体制で競争を促していく考えでいる。
 
取材・文●大中祐二(フリーライター)

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