“世界一リッチなフットボーラー”が岡崎慎司とポジション争う!? ブルネイ国王の甥が話題に

2018年01月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

父の総資産は驚愕の…。

名門クラブの下部組織に所属し、研鑽を積んできたファイク。驚くべきはその生い立ちだ。 (C) Getty Images

 今、英国で"とある選手"が密かな注目を浴びている。その選手の名は、ファイク・ボルキア。今年19歳になる、アメリカ生まれのブルネイ代表FWだ。
 
 現在、レスター・シティのU-23チーム在籍する選手がなぜ、注目を浴びているのか。理由は、その生い立ちにある。ブルネイ投資庁のトップを父に持ち、さらに叔父ハサナルは同国の国王という"普通ではない"家系の下に生まれたのだ。
 
 その事実を伝えた英紙『The SUN』は、ファイクの家族の豪華すぎる生活を紹介している。同紙が伝えたところによれば、父ジェフリの総資産は150億ポンド(約2兆1750億円)という目が飛び出るほどの額であり、その使い道も凄い。
 
 なんと自らの50歳の誕生日に1250万ポンド(約18億円)を費やし、マイケル・ジャクソンのプライベートコンサートを開き、そしてベントレーやフェラーリ、ロールスロイスなど、実に2300台に近い高級車を所有しているというのだ。
 
 自動車や高級時計、船を買うためにひと月で3500万ポンド(約50億円)を浪費したこともあったという父と、叔父にブルネイ国王がいるという家庭環境の中で育ってきたファイク。下世話な話ではあるが、その資産を相続するという選択もできたはずだが、彼はフットボーラーとしての人生を選択した。
 
 2009年にサウサンプトンの下部組織に引き抜かれると、その後はレディング、アーセナル、チェルシーとユースの名門を渡り歩き、2016年3月にはレスターとプロ契約を結んだファイク。現在はリザーブチームに相当するU-23で研鑽を積んでいる彼は、フットボーラーとしての道を決断した理由を『The Sun』紙で明かしている。
 
「物心がつく前からボールを蹴ってきた。僕はいつだって、外に出てボールと戯れていたんだ。両親は常に、フットボーラーになるという僕の夢をサポートしてくれている。精神的にもフィジカル的にも、小さい頃から僕を鍛えてくれたよ。生きるためのお手本だった」
 
 強引に跡目を継ぐように迫らず、夢を後押ししてくれた父への感謝を述べたファイク。そんな彼が持ち味とするのは、果敢なドリブル突破からのシュートでゴールをこじ開けるプレーだ。
 
 ウイングを主戦場としているため、仮にトップチームで起用されることがあっても、レスターに所属する日本代表FWの岡崎慎司と直接的にポジションを争うことはないかもしれないが、戦術如何によっては、その位置を脅かすかもしれない。
 
 まだ19歳と若く、伸びしろも期待できるだけに今後の成長に要注目だ。
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