エースの待遇改善に動いたトッテナム、欧州年間最多得点のケインの報酬を倍増か?

2018年01月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

実現すれば英国人プレーヤーの最高額に。

国内外のメガクラブへの移籍の噂が絶えないケインは、トッテナムのオファーを受け入れるのか。今後の動向が注目される。(C)Getty Images

 2017年にリオネル・メッシとクリスチアーノ・ロナウドを上回るゴールを決めたのであれば、クラブがその活躍に報いようとするのも当然かもしれない。

 英紙『The Daily Mail』は現地時間1月3日、トッテナムがハリー・ケインのサラリーをほぼ倍増させる可能性があると報じた。実現すれば、プレミアリーグでプレーするイギリス人選手の最高額となる。

 同紙によると、2016年12月にトッテナムとの契約を2022年まで更新したケインの週給は11万ポンド(約1650万円)と、チームの最高額ではあるが、プレミアリーグ全体で見れば35位タイと決して高くはなかった。アシュリー・ヤング(マンチェスター・ユナイテッド)、エヌゴロ・カンテ(チェルシー)、セアド・コラシナツ、アーロン・ラムジー(以上アーセナル)らと同額だ。

 イギリス人選手最高額のラヒーム・スターリング(マンチェスター・シティ)は週給18万ポンド(約2700万円)。そのチームメイトであるカイル・ウォーカーも、15万ポンド(約2250万円)の週給を手にしており、リーグトップのポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)に至っては29万ポンド(約4350万円)と、ケインとは大きな差だ。

 メッシやC・ロナウドを抑えて2017年の欧州年間得点王のタイトルを手にしたケインだけに、バルセロナやレアル・マドリーといったメガクラブからの関心の噂も後を絶たない。プレミアリーグの年間最多得点記録を更新されたアラン・シアラーは先日、ケインがリーガ・エスパニョーラでも活躍できると太鼓判を押し、トッテナムが慰留するうえで「他に比べて低額のサラリーがネック」との見解を示していた。

 さっそくエースの待遇改善に動いたトッテナムは、週給20万ポンド(約3000万円)という大型契約を用意しているという。英国選手最高のスターリングを上回り、リーグ全体でもトップ10入りを果たせる報酬額だ。

 ケビン・デ・ブルイネ(マンチェスター・C)やダビド・デ・ヘア(マンチェスター・U)、エデン・アザール(チェルシー)らに肩を並べるこの金額は、はたしてアカデミー出身のケインを納得させられるのだろうか。
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