ジエゴ・コスタが復帰戦でいきなりゴール!「サッカー選手に戻れたと実感できて嬉しい」

2018年01月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

投入からわずか5分後に結果を出す。

右サイドからのグラウンダーのクロスをダイレクトで流し込み、チームに3点目をもたらしたD・コスタ。3年半ぶりとなる古巣復帰を、みずからのゴールで祝った。(C)Getty Images

 これ以上の復帰戦はないだろう。アトレティコ・マドリーのジエゴ・コスタは現地時間1月3日、コパ・デル・レイ5回戦の第1レグ(2部B所属のジェイダ戦)に途中出場し、みずからのゴールで復帰に華を添えた。

 チェルシーのアントニオ・コンテ監督との確執から、A・マドリーへの復帰を決意したD・コスタ。だが、A・マドリーが2017年内はFIFAから補強禁止処分を科されていたため、セビージャから獲得したウイングのビトーロとともに、この1月まで加入を待たなければいけなかった(ビトーロは昨年12月までラス・パルマスでプレー)。

 ようやく登録が認められて迎えた2018年の初戦、A・マドリーのディエゴ・シメオネ監督は2点を先行して迎えた後半からビトーロとD・コスタを投入。すると、63分に出場したD・コスタはそのわずか5分後にネットを揺らし、みずからのゴールで復帰を祝った。

 スペイン紙『Marca』によると、D・コスタは試合後に「また自分がサッカー選手だと実感できるようになって、すごく嬉しい。幸せだよ」と、喜びを露にしている。

「またアトレティコでプレーすることができて、最高の気分だ。とても満足しているよ。ラッキーなことにゴールまで奪うことができた。再デビュー戦でこれ以上を求めることはできないだろう。すごく嬉しいよ」

 この試合に4-0と快勝し、ベスト8進出に大きく前進したA・マドリーのディエゴ・シメオネ監督は、ビトーロとD・コスタの起用が可能になったことで「さらなる成長をめざせる」と意気込んだ。

「できるだけ早くふたりがベストの状態を取り戻し、チームにフィットしてくれることを願っている。幸いにも、我々はこれから多くの試合をこなす。彼らには十分な出場機会を与えられるはずだ」

 A・マドリーは17節を消化したリーガ・エスパニョーラで、総得点が20チーム中6位の25ゴールと、やや前線に元気がなかっただけに、シメオネ監督は両選手の"補強"に期待を寄せているだろう。

 ただ、D・コスタがゴール直後に右ひざを痛め、一時ピッチを離れたのは懸念されるところ。『Marca』紙は「数日様子を見て検査が必要かどうか判断される」と報じている。
 
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