いまだテネリフェで愛される柴崎岳…地元メディアが「あのハイパフォーマンスをずっと忘れない」

2017年12月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

記録よりも鮮烈な記憶として残るプレーヤーに

テネリフェ入団、昇格争いでの大活躍、ヘタフェへの移籍、日本代表復帰、そしてバルサ戦ゴールと負傷離脱──。柴崎にとって激動の2017年が終わろうとしている。

 リーガ・エスパニョーラは現在、クリスマス中断中で、年明け1月6日に再開される。各メディアはそこかしこでニュースサイトやSNS上で2017年を振り返る企画を展開しているが、スぺインの地方メディアもひとつの特集を組んだ。カナリア諸島の話題をフィーチャーする『Grada3.com』で、2部リーグに属するテネリフェの1年間をプレイバックしている。
 
 その「2017 テネリフェ、熱狂の1年」と題された記事において、あらためて大絶賛されたのが日本代表MF、柴崎岳だ。今年1月に鹿島アントラーズから移籍し、わずか5か月の在籍期間だったが、昇格プレーオフで奮迅の働きを披露するなど、いまだ衝撃的なパフォーマンスに対し、賛辞の声が後を絶たない。同メディアもこんな調子だ。
 
「今年のテネリフェの幕開けは、ガク・シバサキの獲得とともに訪れた。誰もここまで大きなターニングポイントになるとは想像していなかっただろう。日本人MFはテネリフェのチームとサポーターに計り知れない歓喜をもたらしたのだ。日本から多くの取材者がやってきたのも印象的だった。惜しくも(ヘタフェに昇格プレーオフ決勝で敗れて)昇格はあと一歩のところで阻まれたが、ガクのハイパフォーマンスを我々はずっと忘れない」
 
 昇格プレーオフを含め、16試合に出場して2得点・3アシストをマークした柴崎。テネリフェの人びとにとっては記録よりも鮮烈な記憶として脳裏に刻まれているプレーヤーなのだ。
 
 ちなみに今シーズンのテネリフェは、現在2部で11位と苦戦中。プレーオフ圏内の6位まで8ポイント差と、プリメーラ昇格に向けて厳しい状況に立たされている。
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