【天皇杯・準決勝展望】神戸×C大阪|負傷者続出のルヴァン杯王者に対し、神戸は新布陣採用か?

2017年12月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

神戸――フラット3ボランチを採用する可能性も。

故障者/神戸=ポドルスキ C大阪=山口、杉本、澤上、茂庭、藤本、関口
出場停止/神戸=なし C大阪=リカルド・サントス、酒本

天皇杯・準決勝
ヴィッセル神戸 - セレッソ大阪
12月23日(土)/13:00/ヤンマー長居スタジアム
 

ヴィッセル神戸
2回戦 富山/3-1/得点者:渡邉②、伊野波
3回戦 金沢/3-1/得点者:大槻、小川、渡邉
4回戦 松本/2-0/得点者:橋本、渡邉
準々決勝 鹿島/1(5PK4)1/得点者:ハーフナー・マイク
 
【最新チーム事情】
●負傷したポドルスキは、回復が間に合わず欠場。
●GKはキム・スンギュが復帰か!?
●フラット3ボランチの布陣をテスト。守備にテコ入れか。
 
【担当記者の視点】
 C大阪に対して今季3戦全敗の神戸。直近のJ1リーグ33節では渡邉千真が先制点を叩き込むも、前半終了間際に杉本健勇に決められて同点に。後半2点を追加された神戸は1-3で逆転負けした。
 
 その試合で2ゴールを挙げた杉本が今回の天皇杯準決勝は欠場する見込み。だが、神戸もポドルスキが左内転筋肉離れで欠場。ともにエース不在で挑むことになる。
 
 神戸はポドルスキの欠場に伴い、渡邉を1トップに置く4‐3‐3システムを敷く可能性がある。先週水曜の練習では、藤田直之、高橋秀人、松下佳貴の3ボランチをフラットに配した布陣を試していた。もちろん、従来通り4‐4‐2の可能性もあるが、J1ラスト3試合で8失点の守備に何らかのテコ入れがあってもおかしくはない。C大阪の武器である両サイドバックに対する警戒の意図があるのかもしれない。いずれにしても、ポドルスキ不在は想定内の話としてこの一戦への準備は進められてきたと考えられる。
 
 好材料はリーグ戦ラスト3試合を欠場していたGKキム・スンギュが、部分的にだが全体練習に合流している点。守備範囲の広さを誇る守護神の復帰は、C大阪のクロス対策に一役買うに違いない。
 
取材・文●白井邦彦(フリーライター)

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