乾貴士が今季初の1試合2発と爆発!現地紙は「電光石火だ!」「小剣のごとき切れ味」と絶賛

2017年12月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「2点目はラ・リーガにおける7万点目」というオマケ付き

前節に続く2戦連発で、エイバルを4-1快勝に導いた乾。いよいよノッてきた。(C)Getty Images

 エイバルの日本代表MF、乾貴士が2ゴールの大暴れだ。
 
 木曜日に行なわれたリーガ・エスパニョーラ17節、エイバルvsジローナの一戦。4-1の快勝を飾ったホームチームにあって、MVP級の大仕事やってのけたのが、左サイドハーフで先発した乾だった。なんと開始41秒、味方のスローインからエリア内でボールを受けると、中央へ颯爽とカットインし、狙い澄ました一撃を蹴り込んだ。

 軽快な動きを見せる乾は、11分の追加点に絡む。左サイドでのボールキープから絶妙なヒールパスを決め、受けた左SBのホセ・アンヘルがサイドを突破。折り返しをシャルレスが頭で叩き込んだのだ。
 
 さらに2-0から1点を返されて迎えた54分には、カウンターからキケ・ガルシアが放ったショットを敵GKが弾き、長躯してきた乾がこの日2点目を押し込む。前節の今シーズン初ゴールに続き、今度は今シーズン初の1試合・2ゴール。終始試合の主導権を握ったエイバルはさらに1点を加えて4-1の快勝を飾り、順位を今シーズン最高の7位に上げている。
 
 圧巻のパフォーマンスを見せた乾を称え、「イヌイがクリスマスのギフトをイプルーア(本拠地)にお届け」と題した記事を掲載したのが、スペイン全国紙『MARCA』。日本人アタッカーのラッシュを以下のように評した。
 
「まさに電光石火、キックオフから41秒のゴールだった。エイバルのクリスマスパーティーを開演させたのはイヌイ。そのファーストプレーで鋭く切れ込み、低い弾道の正確なシュートをねじ込んだ。ジローナを凍りつかせる鮮やかな一撃。ピッチ上の選手の誰も汗をかいていない時間帯で、エイバルがリードを奪った。日本人はまさに小剣のごとき切れ味でジローナの守備網を切り裂き、後半にもチャンスできっちり1点を決めたイヌイが、エイバルに3ポイントをもたらす大活躍。チームはヨーロッパ・カップ戦圏内(7位以内)に浮上している」
 
 同じくスペイン全国紙の『AS』も乾の出色の出来を紹介しつつ、「日本人アタッカーの2点目は、ラ・リーガにおける通算7万点目のメモリアル弾となった」と報じた。2ゴールで喜びを爆発させた乾にとっては、嬉しい"オマケ"が付いたようである。
 
 ここ6試合が5勝1分けと絶好調のエイバル。その攻撃陣を力強く牽引しているのが乾だ。さらに勢いに乗りたいところだが、クリスマス休みのため、リーガは2週間のお休みに入った。次戦は年明けの1月6日、敵地でのラス・パルマス戦となる。

【動画】乾貴士が2得点の大活躍! エイバルは快勝で6試合負けなし|エイバル4-1ジローナ
 
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