3戦連続スタメン落ちの柴崎岳…ヘタフェ指揮官がその理由と印象を語った

2017年12月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「実戦におけるリズム感がやはり…」

直近のラス・パルマス戦では切れのある動きを随所で披露。2週間後のA・マドリー戦に向けて好アピールとなったか。(C)Getty Images

 水曜日のリーガ・エスパニョーラ17節、ヘタフェvsラス・パルマス戦で後半途中からピッチに登場し、29分間プレーした柴崎岳。ホームチームが2-0で勝利したゲームで流れを引き戻す活躍を見せ、指揮官の期待には十分応えたと言えるだろう。とはいえ、約3か月ぶりの復帰戦となった15節のエイバル戦から、3試合連続でのベンチスタートだ。スタメンの座を奪還するには至っていない。
 
 4節バルセロナ戦で鮮烈ゴールを決めながら、左足指の骨にヒビが入って無念の長期離脱。不在となった期間にチームは4勝3分け3敗と白星が先行するまずまずの成績を残し、順位もトップ10内に食い込んできた。柴崎の定位置だった1.5列目はアンヘル・ロドリゲスが幅を利かせ、両サイドハーフではフランシスコ・ポルティージョとアマト・エヌディアイエが足場を固めている。なかなか攻撃陣のスタメンに、付け入る隙がないのが現状だ。
 
 では、ホセ・ボルダラス監督はどう見ているのだろうか。ラス・パルマス戦後に行なわれた記者会見で、柴崎へのインプレッションを語っている。
 
「前節から中2日で、チーム全体でみっちり合わせることができなかった。そんななかで、やはりガクはまだ本来のフォームを取り戻せていない印象で、実戦におけるリズム感が欠けているように感じる。まあ、とはいえだ。じきにそれを克服するだろう。彼はきわめて真面目で、プロフェッショナルな選手だからね」
 
 チーム随一の技巧派であることは、指揮官もチームメイトも認める。次戦はおよそ2週間後で、年明け1月6日のアトレティコ・マドリー戦。それまでにコンディションを万全に整え、強豪相手のリスタートで存在を示したいところだ。
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