セレッソ大阪がタイの俊英MFを獲得か…アジア通メディアが「間違いない」と報じる

2017年12月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

提携先のクラブで主軸を張る若きセントラルMF

近未来のタイ代表の中盤を牽引するだろうチャオワット。攻撃的にも守備的にも振る舞えるセントラルMFだ。(C)Getty Images

 夏に北海道コンサドーレ札幌に加入するや、変幻自在のドリブルと鋭利なスルーパスで主軸の一角を担い、瞬く間にサポーターの心を掴んだ。タイの国民的英雄、チャナティップ・ソングラシンだ。日本サッカー界における"タイ・ブランド"のイメージアップに一役も二役も買っている。
 
 そんななか、同じくタイ代表のビッグスターであるティーラシン・デーンダーの川崎フロンターレ入りが取り沙汰され、同じくテーラトン・ブンマトンの日本行きも有力視されている。そして新たに米スポーツ局『Fox Sports Asia』が可能性を報じたのが、タイU-23代表の俊英MF、チャオワット・ベーラチャットのセレッソ大阪入団だ。
 
 同局によると、「チャオワットのセレッソ入りが目前だ。彼は現在タイ1部のバンコク・グラスでプレーしているが、同クラブはセレッソとはパートナーシップ契約を結んでおり、双方の間には厚い信頼関係がある」という。
 
 21歳のチャオワットはA代表デビュー間近で、将来のタイ・サッカーを背負って立つ逸材と特大の期待をかけられている。173センチと上背はさしてないものの、体幹が強く、当たりに強い。攻撃的にも守備的にも振る舞えるセントラルMFで、卓越したプレービジョンを有する。タイ国内での人気が急上昇中のタレントなのだ。
 
 C大阪はかつて公式ホームページのタイ語版を立ち上げるなど、Jクラブの中では早くからASEAN諸国に対して強い関心を寄せてきた。バンコク・グラスの選手を短期留学で迎えるなど、若手育成におけるサポートも惜しまず続けている。「あとは詳細を詰めるだけの状況で契約に至るのは間違いない。ローンでの移籍だろう」と同局。もし加入となれば、C大阪のU-23チームが主戦場となるだろうか。
 
 はたして今後、どれだけのタイ人選手が海を渡って来るのだろうか。12月3日のJ3リーグ最終節では、FC東京U-23に所属するタイU-23代表DFのジャキット・ワクピロムが、J初ゴールを決めた。チャナティップが火付け役となり、来季のJリーグに"タイ旋風"が吹き荒れる!?
 
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