ドルトムント、ボシュ監督を解任して後任に前ケルン指揮官のシュテーガーを招聘!

2017年12月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

後任はケルン解任間もないシュテーガー

ヨハン・クライフの後継者ともいわれ、高い期待をもって迎えられたボシュ監督だったが、悪化を辿るチームの前に有効な手を打てず、年を越す前にチームを去ることとなった。 (C) Getty Images

 12月10日、ドイツ・ブンデスリーガのドルトムントは、ペテル・ボシュ監督を解任したと発表した。


 ヨアヒム・ヴァツケCEOとミヒャエル・ツォルクSDが出席した会見では、ボシュ監督の解任とともに、後任として先日、ケルンの監督を解任されたばかりのペーター・シュテーガー(彼も会見に同席)が指揮を執ることも明らかにされた。

 また、シュテーガーとともに、ケルンで彼のアシスタントを務めたマンフレッド・シュミットも加入。彼らの契約期間は2018年6月30日までとなっている。
 
 オランダ人のボシュ監督は母国での実績を買われ、ポゼッションサッカーの信奉者として大きな期待を集めながら、今シーズンよりドルトムントの指揮を託された。
 
 序盤こそ高い攻撃力を発揮するも、徐々に相手に研究され、その一方で開幕時から問題視されていた守備の改善は一向に進まないまま、チームは結果を残せなくなり、9日(現地時間)のブンデスリーガ第15節では降格圏内の17位に沈んでいるブレーメンに1-2で敗れ、リーグでは5敗目、公式戦では9敗目を喫した。
 
 リーグでは8試合、公式戦では9試合未勝利となったブレーメン戦の後、『キッカー』誌によると、ヴァツケCEOとツォルクSDが、中心選手であるヌリ・シャヒン、マルセル・シュメルツァー、マルコ・ロイスらを呼んで、今後について意見を求めたという。
 
 クラブはボシュ監督に対し、レバークーゼン(14節)とブレーメン戦のいずれかで勝利を挙げることを要求していたが、これを果たせなかったことで、ついに解任に踏み切ることとなったようだ。
 
 ボシュ監督のドルトムントでの最終成績は、リーガは6勝4分け5敗・35得点23失点、チャンピオンズ・リーグ(CL)は0勝2分け7敗・7得点13失点、DFBカップは2勝・9得点0失点という数字に終わった。
 
 どん底のドルトムントは現在、リーガでは7位(暫定)に沈み、CLはグループステージ敗退(ヨーロッパリーグへ移行)を喫したが、ここから新体制でどこまで浮上することができるだろうか。
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