「ゲストチームがアジア王者を撃破!」海外メディアがアル・ジャジーラの快挙を称える

2017年12月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「レッズにとっては途轍もなく大きな失望」

開催地枠での出場ながら、クラブW杯でベスト4に食い込んだアル・ジャジーラ。粘り強いディフェンスで浦和の攻撃を跳ね返した。(C)Getty Images

 浦和レッズの野望は、あえなくその初戦で潰えた。
 
 現地時間12月9日のクラブワールドカップ準々決勝、UAE王者であるアル・ジャジーラとの一戦は、終始圧倒的なポゼッションでゲームを支配しながら、決め手を欠いて0-1の敗北。レアル・マドリーとの準決勝に駒を進められず、アフリカ王者のウィダード・カサブランカ(モロッコ)との5位決定戦に回った。
 
 米スポーツ専門チャンネル『ESPN』スペイン語版が、このアル・ジャジーラの快挙を詳報。「開催地枠として出場したゲストチームが、オセアニア代表に続いてアジア王者を撃破した。オランダ人監督、ヘンク・テン・カテによって良く整備された精鋭たちがアップセットを起こしたのだ」と称えた。
 
 同局はさらに、「浦和は70パーセント近くのポゼッション率を維持したが、効果的なチャンスはなかなか掴めず、アル・ジャジーラが虎視眈々とカウンターのチャンスを窺う展開」と報じ、52分にUAE王者が挙げた決勝点のシーンを「ロマリーニョの完璧なスルーパスに抜け出したアリ・マブフートが冷静にGK(西川周作)の股間を抜いた。耐え抜いた末の歓喜だ」と描写した。
 
 浦和は終了間際にラファエル・シルバの渾身ショットが右ポストを叩く不運に見舞われ、万事休す。同局は「浦和レッズにとっては途轍もなく大きな失望であり、わずかなチャンスのうちひとつをモノにしたアル・ジャジーラにとっては望外の結果。粘り強いディフェンスがもたらした快勝劇だ」と評した。
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