ペップがナポリのCL16強入りの後押しを約束!? サッリ監督はメール交換の事実を認めるも…

2017年12月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「少しの運に恵まれて16強入りできるように」とサッリ

サッリ監督(左)に必勝を誓ったとしても、ペップ(右)は決してチームに無理はさせないだろう。マンチェスター・Cは前回の対戦ではシャフタールに2-0で勝っているが、今回は果たして!? (C) Getty Images

 マンチェスター・シティはすでにグループ首位でのチャンピオンズ・リーグ(CL)決勝トーナメント進出を決めている。本日12月6日(現地時間)に行なわれるシャフタール・ドネツク戦は、「ペップ」ことジョゼップ・グアルディオラ監督率いるチームにとって消化試合だ。

 だが、シャフタールと残り1枚のチケットを争っているナポリにとって、マンチェスター・Cの出来は死活問題となる。直接対決の成績で上回るものの、勝点3差でシャフタールを追うナポリが16強に駒を進めるには、フェイエノールトに勝利した上で、ライバルの敗北を願わなければならない。
 
 当然、ナポリのサポーターはマンチェスター・Cを"応援"しているが、プレミアリーグ首位チームにとっては消化試合だけに、主力の温存も十分に予想される。実際、グアルディオラ監督は、リーグ前節で負傷したとして、ダビド・シルバをウクライナ遠征から外している。
 
 マンチェスター・Cが若手や出場機会が少ない選手にチャンスを与える可能性も小さくない。それでも、イタリア『スカイ・スポーツ』によると、グアルディオラ監督は5日の朝、ナポリのマウリツィオ・サッリ監督にメールで全力を尽くすことを約束したという。
 
 グアルディオラ監督はナポリと対戦した際、サッリ監督のチームが展開するサッカーに大きな賛辞を寄せており、両指揮官は良好な関係を築いている。イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、サッリ監督も前日会見で「彼とは何度かメッセージを交わした」と認めている。
 
 そしてサッリ監督は、「明日の試合について話すなど、最後の最後だ。そうじゃないと、彼を侮辱することになる」と、グアルディオラ監督のプロ意識を少しでも疑うのは失礼だと強調した。
 
「私は、彼が勝つために戦うと確信している。その上で、シャフタールが結果を残せば、仕方がない。彼らが勝ち上がるのに相応しかったということだ」
 
 長期離脱中のアルカディウシュ・ミリクとファウジ・グランに加え、前線の大黒柱ロレンツォ・インシーニェも負傷で欠場のナポリ。サッリ監督は「少しの運に恵まれ、ベスト16に進めることを願う」と意気込むが、果たして逆転突破はなるか!?
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事