ウェールズ代表がついに“外国人監督”を招聘!? 最有力候補にはあのプレミアレジェンドが!

2017年12月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

その他にもベラミーやギグスらが候補に。

現在はベルギー代表のアシスタントコーチを務めているアンリ。来夏のワールドカップに帯同することを本人は望んでいるだろうが……。 (C) REUTERS/AFLO

 ウェールズ代表は、空席となっている監督の座にサプライズ人事を行なう可能性があるようだ。
 
 現地時間12月5日、英国メディア『BBC』で、ウェールズ・サッカー協会(FAW)のジョナサン・フォード最高経営責任者が、同代表では史上初となる英国圏外からの監督招聘を示唆した。
 
 セルビア、アイルランドらとの熾烈な争いに勝てず、ウェールズ代表はロシア・ワールドカップ欧州予選で敗退。その責任を負う形で、2012年から古豪復活へ尽力してきたクリス・コールマンが退任してもいた。(※その後、コールマンはサンダーランドの監督に就任している)
 
 6年間の指揮を終えたコールマンその後釜候補には、ウェールズ代表でアシスタントコーチを務め、コールマンの右腕として従事してきたオシアン・ロバーツや元代表ストライカーのクレイグ・ベラミー、さらにはマンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであるライアン・ギグスらの名が挙げられていた。
 
 ウェールズ人が有力候補と見られるなか、FAWの全てを取り仕切るフォード氏は、「外国人を招聘する可能性もある。しかも、英国人以外の」と、『BBC』でコメント。これを受けて英紙『Daily Mirror』は、「FAWがティエリー・アンリを候補に入れている」と予想した。
 
 現役時代にアンリがアーセナルで築いた実績は、英国のサッカー通では知らない者はいないと言っても過言ではないほどに十分なものがある。引退後も、英国メディア『SKY Sports』で解説業を務める傍ら、アーセナルU-18でコーチを務め、昨年8月からはベルギー代表のアシスタントコーチとして研鑽を積んでいる。
 
 フォード氏は、「我々には少しの猶予がある。今年の終わりから来年の初めにかけて、新監督を選ぶためのプロセスを踏みたい。来年1月の末には重要なドローがあるから、そこが最初の締切となる」と話し、2018年1月24日にスイスで開かれるUEFAネーションズリーグの抽選会までに新任を決める算段であることを示唆した。
 
 一方で、「我々は候補者と関係を築くために、直接会って話し合うつもりでいる。我々が評価するのと同時に、相手にもウェールズをしっかり見定めてほしいからだ」と、長期戦も辞さない考えも明かした。
 
 はたして、ウェールズ代表は歴史を変える人事を行なうのか? 監督選考の行方に注目したい。
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