鹿島が連覇逃す…磐田から1点が奪えず無念のスコアレスで首位から陥落

2017年12月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

開始14分には日本代表の西が負傷交代。

金崎は果敢にシュートを放ってプレッシャーをかけたが1点が遠かった。(C)SOCCER DIGEST

【J1リーグ34節】磐田0-0鹿島/12月2日/ヤマハ
 
 J1リーグ34節の磐田対鹿島が2日、ヤマハスタジアムで行なわれ、0-0のスコアレスドローに終わった。
 
 優勝のかかったこの大事な一戦で、立ち上がりに鹿島をアクシデントが襲う。磐田FWアダイウトンの突破を止めようとした西大伍が、足を痛めて負傷交代。E-1選手権の日本代表に選出された日本代表SBを、試合序盤で欠いてしまったのだ。
 
 しかし、鹿島に動揺はなく、代わって出場した伊東幸敏が落ち着いてプレー。前半は拮抗した展開でともに決定機を作ったが、守備陣が身体を張って阻止し、0-0で折り返した。
 
 迎えた後半は、磐田が宮崎智彦に代えて上原力也をピッチに送り込む。鹿島はメンバーチェンジなしで挑んだ。後半立ち上がりは鹿島が攻め込み、47分には金崎夢生のクロスを受けた伊東がエリア内でシュート。しかし、これはGKカミンスキーの好セーブにあってゴールには至らない。
 
 さらに鹿島は51分にも遠藤康のクロスに走り込んだ金崎が決定機を迎えたが、シュートは当たり損ねてチャンスを逃した。
 
 ややオープンな展開になった試合終盤の76分になると、鹿島は遠藤に代えて鈴木優磨を投入し、最前線に高さを加える。79分にはその鈴木がクロスに合わせ、惜しい場面を迎えた。さらに80分にはカウンターでレアンドロが抜け出し、エリア内でひとりをかわしてシュート。だが、バーの上に外してしまう。
 
 鹿島はさらに81分、最後のカードとしてペドロ・ジュニオールを入れ、ゴールを狙いに行った。86分には、伊東のクロスに合わせた山本脩斗がこの日最大とも言える決定機を迎えたが、ヘッドは上に外れてゴールが奪えない。
 
 無情にもそのまま終了の笛が鳴り、0-0のスコアレスドローで決着。この結果、鹿島は川崎に勝点72で並ばれ、得失点差で優勝を逃した。
 
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