岡崎慎司に出場機会は訪れず…レスターは激しい肉弾戦で真っ向勝負も痛み分け

2017年11月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

出場が期待された岡崎だったが……。

随所で激しいデュエルが見えられた一戦となっただけに身体を張れる岡崎の出場が期待されたが…。 (C) Getty Images

 現地時間11月24日、プレミアリーグの13節が行なわれ、レスターはウェストハムと対戦した。
 
 前節、マンチェスター・シティに完敗を喫したレスターは、この試合でも4-2-3-1システムを採用。最前線にはジェイミー・ヴァーディーが入り、2列目には右からマーク・オルブライトン、リャド・マハレズ、デマライ・グレイが並んだ。残念ながら日本代表FWの岡崎慎司は2試合連続でベンチスタートとなった。
 
 ともにシーズン途中に監督を解任した者同士の対戦は、早々にアウェーチームが均衡を破る。8分、相手ペナルティーエリア内左脇に抜け出したヴァーディーの折り返しをオルブライトンが冷静に流し込んだ。
 
 幸先よく先制に成功したレスターは、その後、自陣にリトリート。あえて守勢に回ってカウンターから追加点を狙う策を講じ、ホームチームの反撃に凌いだ。
 
 一方、先手を取られながらも、ボールを持てたことで落ち着き取り戻したウェストハムは、徐々に相手ゴールへと迫っていくと、前半終了間際にセットプレーから同点弾を叩き込む。45分、左からのCKでマヌエル・ランシーニが放り込んだボールをシェイク・クヤテが頭で押し込んだ。
 
 ホームチームが土壇場で追いついた中で折り返した後半は、互いに中盤でせめぎ合い、思ったように決定機を見出すことができない一進一退の攻防が続く。
 
 そのなかで良さを発揮したのはウェストハムだった。65分以降はレスターに68%近くもボールポゼッションを許しながらも、前線から出足の鋭いプレスを掛け続けてゴール前への侵入を許さなかった。
 
 相手の激しいプレッシングに苦しんだレスター。指揮官のクロード・ピュエルは、70分にベン・チルウェルをマハレズに代えて投入し、さらに92分にデマライ・グレイを下げて長身FWのイスラム・スリマニをパワープレー要因にピッチに送り込んだが、岡崎は起用しなかった。
 
 結局、随所でイングランドらしい激しいマッチアップが見られた試合は、1-1で終了。互いに良さを発揮していただけに手痛いドローとなった。
 
 7分しか出場時間が与えられなかった前節のマンチェスター・C戦や今節など、ピュエル政権下でチャンスを与えてもらえない岡崎。フランス人指揮官は「構想外ではない」と考えを明確に示しているだけに、本拠地で迎えるトッテナムとの次節の大一番で、日本代表FWにアピールの機会は訪れるだろうか。
 
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