あれ? ルカクの最多得点更新は認められず? FIFAが3年前のハットトリックに待った!

2017年11月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

7人の交代選手を使った前監督の大チョンボで

新記録達成に喜びのコメントを残していたルカクだが、国際Aマッチでの換算では「31点」ではななくまだ「28点」。いずれにせよ更新は時間の問題だが。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 日本代表とのフレンドリーマッチで決勝点を挙げ、ベルギー代表での史上最多得点者となったFWロメル・ルカク。だが、FIFA(国際サッカー連盟)の換算によると、ルカクの通算得点は「31」ではなくまだ「28」だという。米スポーツ専門チャンネル『ESPN』が報じている。
 
 金曜日のメキシコ戦でベルギーは3-3のドローを演じ、ルカクは2ゴールをマーク。これで代表通算得点数を30とし、ベルナール・フォールフーフ、ポール・ファン・ヒムストの記録に並んでいた。そして迎えた日本戦でひとつ上積みして単独首位に立ったわけだが、FIFAが待ったをかけたのは、3年前の2014年5月26日の行なわれた親善試合(ルクセンブルク戦)で達成したハットトリックについて。これが換算されているのはおかしい、というのだ。
 
 ルクセンブルク戦でベルギーは規定の6人を超える7人の交代選手を起用してしまった。マルク・ヴィルモッツ監督の勘違いによるものだったが、この大チョンボを受けてFIFAは国際Aマッチと認定しておらず、同じ試合でデビューしたアドナン・ヤヌザイの記録も無効となっていた。そういえば3年前にも話題になったような……。ベルギー・サッカー協会も各メディアもすっかり失念していたようだ。
 
 とはいえ、現在24歳のルカクが記録を更新するのは時間の問題。晴れてロシア・ワールドカップ本大会で、"正規"の偉業達成となるかもしれない。
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