「ブラジル戦の後半に誇りを感じている」ハリル監督が改めて”善戦”を主張した真意は?

2017年11月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半のブラジルは明らかに"流して"いたが…。

ハリルホジッチ監督は「浅野の決定機もありました」とチャンスを作った攻撃を評価した。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 ベルギー戦(日本時間11月15日)の前日会見で、ハリルホジッチ監督が改めてブラジル戦を振り返り、善戦を主張した。
 
「後半は得点を取り、さらに取り消された得点も、浅野の決定機もありました。ブラジルが落として日本にプレーさせたという結論を出している方もいると聞きましたが、私はそれに驚いています」と語り、さらに「私はこの前のブラジル戦の後半に誇りを感じています」とした。
 
 ブラジル戦は前半だけで3点を叩き込まれ、反撃の手段を見出せないままハーフタイムに突入。後半に1点を返すなど盛り返しはしたが、相手は58分にG・ジェズス、59分にマルセロ、71分にネイマールを下げるなど、明らかに"流して"いた。
 
 もちろん、その事実はハリルホジッチ監督も理解しているだろう。それでも「誇りに感じる」と善戦を主張したのは、おそらく選手のモチベーションを喚起するためだ。
 
 ブラジル戦後半の良いイメージを選手の頭に残したままベルギー戦に挑み、立ち上がりの主導権を握る。常日頃から「メンタル面」の重要性を強調する指揮官は、そんなプランを思い描いているに違いない。
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