日本守備陣を強襲! ベルギー代表の核弾頭ルカク「俺は獰猛に獲物を狙うレパードだ」

2017年11月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「同世代で俺より決めているヤツはいない」と豪語

まさにフィジカルモンスター! メキシコ戦で久々にゴールを決めたルカクは、意気揚々と日本戦に臨む。(C)REUTERS/AFLO

 ベルギー代表のエースストライカーが、ほっとひと息ついた。3-3のドローに終わった金曜日のメキシコ戦で、ロメル・ルカクは2得点を挙げる出色の出来。「ようやくゴールを決められて良かったよ」と笑みを浮かべた。
 
 実はその試合の前まで、所属するマンチェスター・ユナイテッドで公式戦8試合連続ノーゴールと、ちょっとしたスランプに陥っていた。しかも直近のチェルシー戦に0-1で敗れたあと、フラストレーションを溜め込んだルカクは「俺は周りから良いフォローを受けていない」とチームメイトを批判し、物議を醸してもいた。喧騒のマンチェスターから母国ベルギーへ舞い戻り、代表チームに合流。テストマットとはいえ結果を出し、安堵の表情を見せたのだ。
 
 ベルギーの全国紙『DH』が、190センチ・94キロの偉丈夫のコメントを紹介している。
 
「ここ(代表戦)で嫌な流れを断ち切りたいと思っていたし、ゴールを取れるって予感もあった。開幕当初のユナイテッドはチームとして調子が良くて、俺自身も乗りに乗ってたんだけど、この2~3週間は歯車が狂ったのか、難しい状況になってね。ただ長いシーズンではこんなこともあるだろう。ポール(ポグバ)ら怪我人が戻ってくれば、また本来のクオリティーを発揮できると思う」
 
 そして、ゴールに対する強い執着心を独特の表現で示した。
 
「俺はゴールをするために生まれてきたんだ。同世代で俺よりゴールを決めているヤツはいないと思うし(ルカクは現在24歳)、誰にも負けたくない。ゴールこそが俺を突き動かす原動力なんだ。ボックス内で獰猛にゴールという獲物を狙う、言うなればレパード(豹)だよ」
 
 火曜日、ベルギーのブルージュで日本代表の守備陣はこの規格外の点取り屋をどう封じ込むのか。ネイマールやガブリエウ・ジェズスとはまた異なるタイプのワールドクラス。その背後から飛び出してくるエデン・アザールやケブン・デ・ブルイネの動きにも、最大限の注意が必要だ。
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