乾貴士のエイバルが敵地で完敗。後半戦に向けて嬉しいニュースも

2017年11月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

痛恨だった後半開始直後の失点。

今シーズン7試合目となるフル出場を果たした乾だが、この日は目立ったチャンスは作れず。 (C)Getty Images

 現地時間11月5日に開催されたリーガ・エスパニョーラ第11節。アウェーのレアル・ソシエダ戦に臨んだエイバルは1-3で敗れた。

 日本代表の乾貴士は、トップ下の位置で今シーズン10試合目の先発出場。リーガでは3試合連続となるフル出場を果たしたものの、"ピッチから消える"時間帯もあるなど指揮官の期待に応えられたとは言い難い。

 個でも組織でも、圧倒したのはR・ソシエダだった。

 MFのダビド・スルトゥサ、アシエル・イジャラメンディらを中心に、エウセビオ・サクリスタン監督が標榜するパスフットボールを披露。ウィリアン・ジョゼ、アドナン・ヤヌザイ、ミケル・オジャルサバルの3トップが揃ってゴールを決める、まさしく理想のゲームを展開した。

 エイバルにとって痛恨だったのは、後半開始直後の失点だろう。

 前半だけで2点を失い、逆転に向けて出直した矢先に1本のパスで中央を破られ、DFラインの裏に抜け出したオジャルサバルに追加点を奪われる。キックオフから1分も経っていない状況での失点。あれでチーム全体がガクッとなってしまったのは否定できない。

 エイバルは後半途中、5-3-2から4-4-2へとシステムを変更して攻勢に出たものの、1点を返すのが精いっぱい。4節のレガネス戦を最後に遠ざかっている勝利を取り戻すことはできなかった。

 11節を終えて17位。ホセ・ルイス・メンディリバル監督に解任の噂も浮上しているエイバルだが、その一方で嬉しいニュースもある。昨シーズン、攻撃陣のキーマンとして10ゴールを挙げた右ウイングのペドロ・レオンが怪我からの復帰に近づいているのだ。

 昨シーズン終了後に膝の手術を受けたP・レオンは、リハビリのため今シーズンはまだ1試合もプレーしていないが、11月1日、ついにチーム練習へ復帰を果たしたのだ。レアル・マドリーでのプレー経験を持つアタッカーの復帰は、チームにとってはもちろん、乾にとってもプラスに作用するはず。今後の巻き返しに期待したいところだ。
 
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