コンフェデに替わる衝撃の新大会に!? その名は『グローバル・ネーションズリーグ』

2017年11月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

気になる大会の詳細は?

「ネーションズリーグ」の開催に踏み切ったUEFA。今度は、世界をも巻き込む大計画を押し進めている。(C) REUTERS/AFLO

 欧州サッカー連盟(UEFA)が思い描く一大構想は実現するのだろうか?
 
 11月4日に米メディア『ESPN』が、国際サッカー連盟(FIFA)に加盟する全223協会の代表チームが参加し、2年に一度、世界の頂点を争うという革新的な国際大会「グローバル・ネーションズリーグ」の設立を、UEFAが主導で検討していると報じた。
 
 UEFAは、今年9月に「UEFAネーションズリーグ」の新設を決定。2018年9月に開始予定の同大会は、UEFA加盟の55協会の代表チームをランキングに応じて4つのディビジョンに分けてリーグ戦を行ない、2年に一度優勝チームを決定するとともに、昇格・降格制度を用いて競争力を高めることを目ざしている。
 
 今年10月11日に組み分けを発表し、革新を押し進めるUEFA。『ESPN』によれば、新たに検討されている「グローバル・ネーションズリーグ」はその延長線上にあるという。
 
 早ければ2021年6月にも第1回大会の開催を想定。大まかなプロットはすでに開催が決まっている「UEFAネーションズリーグ」に酷似する。全世界の代表チームがFIFAランキングに応じて7つのディビジョンに分かれ、各大陸で昇格・降格制度を備えた予選を開催し、各ディビジョンの決勝大会が2年に一度開催されるという。
 
 気になる決勝大会は、準々決勝、準決勝、決勝のトーナメント戦を1か国で集中開催する模様だ。トップディビジョンの決勝大会には欧州から3チーム、南米から2チーム、アフリカ、アジア、北中米から各1チームの出場が想定されている。
 
『ESPN』の取材に応じたUEFAの関係者は、「多すぎる無意味な親善試合に取って変わるものになる」と自信を口にするが、もちろん、課題は山積みだ。
 
「これらを開催に向けて動かすために、すべてのサッカー協会あるいは連盟、欧州サッカー関係者、各国のプロリーグ、そしてなによりFIFAと建設的な議論をしなくてはいけない。現時点では、FIFAからの反応はない」
 
 はたして、このサッカー界を大きく変えるUEFAの一大計画はどのような進展を見せるのか。コンフェデレーションズカップの廃止を検討中のFIFAにとっては、渡りに舟の提案と言えるかもしれない。来年3月、コロンビアのボゴタで開かれるFIFA評議会に注目が集まる。
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