川崎が敵地の柏で執念のドロー。小林の4戦連続弾で2点差を追いつくも、首位・鹿島との勝点差は4に…

2017年10月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

終了間際に追いついたが、首位・鹿島との勝点差は4に。

なんとか追いついた川崎だが、優勝争いから後退する痛い引き分けだ。写真:田中研治

[J1リーグ31節]柏2-2川崎/10月29日/柏
 
 J1リーグ31節の柏対川崎が29日、日立柏サッカー場で行なわれ、2-2の引き分けに終わった。
 
 大雨の影響でキックオフ時間が30分延期になったゲームで、先制点を奪ったのはホームの柏だった。0-0で迎えた48分、クリスティアーノが相手DFからボールを奪い、そのままドリブルで独走。最後はクリスティアーノの横パスを受けたハモン・ロペスがフリーでゴールに流し込んだ。
 
 柏はさらに直後の52分、R・ロペスのクロスを受けたディエゴ・オリヴェイラが、胸トラップから右足シュートを流し込んで追加点。一気にリードを2点に広げ、試合を優勢に進めた。
 
 しかし、ここから川崎が意地を見せる。雨でぬかるんだピッチに苦しみながらも、何とかボールを前に運んで柏ゴールを脅かす。すると70分、車屋紳太郎が優しいクロスを上げ、途中出場の知念慶がドンピシャヘッドで合わせて希望をつなぐ1点を見舞う。
 
 このゴールで息を吹き返した川崎は、さらに終了間際の90分、またも車屋のアシストからゴールが生まれた。沈めたのは、エースの小林悠だ。マイナス気味のクロスに身体をひねりながら頭で合わせ、GK中村航輔の牙城を破った。
 
 小林は、これがリーグ戦4試合連続ゴール。今季通算19点目をマークし、C大阪の杉本健勇に並ぶJ1得点ランク2位タイに浮上した。
 
 結局、そのまま試合は2-2で終了し、勝点1を分け合った。勝点55とした柏は、得失点差で横浜を抜いて4位に浮上。勝点63の2位・川崎は、首位・鹿島との勝点差が4に開いた。

【柏2-2川崎 PHOTO】後半45分、小林のゴールで川崎が追いつき執念のドロー!
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