ハインケス復帰初陣でバイエルンが5発快勝! フライブルクを寄せ付けず

2017年10月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

圧倒的にボールを支配してほぼ危なげなく大勝。

チアゴ(左)とコマン(中央)の今季ブンデス初ゴールなどで、バイエルンがフライブルクを撃破した。(C)Getty Images

 老将復帰の初陣でドイツの絶対王者がまずは結果を出した。現地時間10月14日、ブンデスリーガ8節でバイエルンがフライブルクを5-0で下した。
 
 バイエルンは9月28日に、成績不振と主力との軋轢を理由にアンチェロッティ前監督を解任。サニョール暫定政権で1試合を戦ったのち、10月6日にハインケスを招聘した。2012-13シーズンにバイエルンをドイツでは史上初となる年間3冠に導き、そのまま監督業から引退していた72歳の老将だが、古巣からの要請に重い腰を上げた。
 
 4度目のハインケス・バイエルンの初陣となったフライブルク戦は、アンチェロッティ時代の4-2-3-1から4-3-3にシステムを変更。7分にはいきなり先制点を奪う。アラバの左サイドからのクロスにミュラーが飛び込み、敵DFの足に当たってゴールネットが揺れた。
 
 その後もバイエルンは70%を超えるポゼッションをキープして圧倒的に攻め込むも、なかなか追加点には繋がらない。逆に36分にはミスから速攻を食らって、フランツにあわや得点のヘディングシュートを打たれて肝を冷やした。
 
 しかし42分、バイエルンは待望の2点目を奪う。右サイドのペナルティーエリア内からロッベンがシュートを放つと敵GKが弾き、これを中央でフリーだったコマンが頭で押し込んだ。
 
 後半も試合を支配したバイエルンは、63分に3点目をゲット。CKの二次攻撃からボールを持ったチアゴが、ペナルティーエリア外中央から上手くコントロールされた見事にミドルシュートを叩き込んだ。
 
 直後にハビ・マルティネスが肩を負傷し、ルディとの交代を強いられたバイエルンだが、75分には4点目を奪う。敵ペナルティーエリア前でミュラーがボールを奪うと即座に中央のレバンドフスキに渡し、これをエースがきっちり決めた。
 
 バイエルンはさらに93分に5点目。ロッベン、キミッヒ、コマンと繋いで敵陣右サイドを崩し、最後は中央に走り込んだキミッヒがボールを後ろにそらす見事なタッチで流し込んだ。
 
 このまま5-0で3試合ぶりの勝利を飾ったバイエルンは現在、ドルトムントに次ぐ2位。ノルマのブンデスリーガ6連覇に向けて、ここから巻き返せるか。10月18日にはCLでセルティック、21日にはブンデス9節でハンブルクと戦う。
 
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