【ルヴァン杯】C大阪が90+5分に劇的決勝弾!大阪ダービーを制して初のタイトル獲得に王手

2017年10月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

柿谷が15分に先制点、そして終了間際に木本が会心の決勝ヘッド!

遠藤(7番)は巧みなパスで同点弾の起点になったが…。写真:川本学

[ルヴァンカップ準決勝・第2戦]G大阪1-2C大阪/10月8日/吹田S
 
 ルヴァンカップ準決勝・第2戦のG大阪対C大阪が8日、市立吹田スタジアムで行なわれ、2-1でC大阪が勝利した。ホームでの第1戦に2-2で引き分けていたC大阪は、2戦合計4-3で決勝に進出。初のタイトル獲得に王手をかけた。
 
 白熱の大阪ダービーが動いたのは15分のことだ。ペナルティエリア内でパスを受けた柿谷曜一朗が粘り強くキープし、相手DFをかわして左足を一閃。鋭く低いシュートがファーサイドのネットを揺らした。
 
 C大阪はその後、守備を固めながらカウンターを狙い、手堅く試合を進めて1-0のままハーフタイムを迎えた。
 
 後半に入ると両チームとも中盤が間延びし始め、ゴール前での攻防が増えてくる。すると、G大阪がこの機を逃さずに同点弾を叩き込んだ。60分、遠藤保仁が浮き球のスルーパスを右サイド深くに送り、これを受けた初瀬亮がクロスを供給。ファーサイドに走り込んだ泉澤仁が左足ボレーで蹴り込んだ。
 
 しかし、直後からC大阪が反撃を開始する。まずは柿谷曜一朗が強烈なミドルを放つも、DF三浦弦太が身体に当たってチャンスを逃す。さらに70分、こぼれ球を拾った斧澤隼輝がボレーで狙ったが、これも枠を外れた。
 
 なんとか1点を返したいアウェーチームは、72分に福満隆貴、78分にリカルド・サントス、81分に丸橋祐介を投入して攻撃の圧力を強める。そして、終了間際の90+5分、そのアグレッシブな姿勢がゴールという形で結実した。
 
 右サイドからのクロスに合わせたのは木本恭生だ。「嬉しいです。諦めない気持ちをもって最後まで戦い抜くことを意識した」というDFは、絶好のクロスを頭で叩き込み、C大阪のサポーターに歓喜をもたらした。
 
 試合はそのまま2-1で終了し、吹田スタジアムにアウェーチームの咆哮が響いた。C大阪は、11月4日に埼玉スタジアム2002で行なわれる決勝で、初のタイトル獲得をかけて、川崎対仙台の勝者と戦う。
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