C・ロナウドが相次ぐ批判報道にブチ切れ!「メディアのために生きてるんじゃない!」

2017年09月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

ベイルとの不仲説に「まだそんなことを言ってるのかい?」。

マドリーでの400試合目をみずからの2ゴールで祝ったC・ロナウド。ご満悦のはずが、ドルトムント戦のミックスゾーンで……。(C)SOCCER DIGEST

 試合後のミッスクゾーンは、一瞬にしてビッグスターの独壇場となった。
 
 火曜日のチャンピオンズ・リーグ1節、ボルシア・ドルトムントとレアル・マドリーの一戦はアウェーの後者が3-1で快勝。主役を張ったのは2得点を奪ったクリスチアーノ・ロナウドだ。
 
 普段はほとんどミッスクゾーンで報道陣に対応しないロナウドだが、よほど腹に据えかねていたのだろう。さまざまな疑問に対して時に怒りを露にし、時に皮肉を交えて反論した。相次ぐ批判や契約延長問題、さらにはガレス・ベイルとの不仲説に至るまで──。
 
 まずは、今夏に大騒動に発展したマドリー退団発言についてだ。およそ18億円の脱税疑惑をかけられ、8月に裁判所へ出廷。その際、法廷で「もうスペインを離れてイングランドに戻りたい」と吐露したとされ、世界規模で波紋を広げた。確かにカメラ映像にも収められていたが……。本人は「まったく、僕の口から直接聞いたわけじゃないだろ!」とまくし立て、こう続けた。
 
「人びとはクリスチアーノを話題にする。世界中でだ。どこかにクリスチアーノの名前があれば、ワールドニュースになる。偉大な人間になれば、大衆は彼をいつも話題にするんだ。じゃあ僕は、なんでもかんでも答えなければいけないのか? 僕はメディアのために生きてるんじゃない、フットボールのために生きてるんだ」
 
 リーガ・エスパニョーラにおけるマドリーは開幕6試合を戦い、3勝2分け1敗と物足りないスタートを切った。ロナウドは出場停止が明けた5節ベティス戦、6節アラベス戦で合計18本のシュートを放つも無得点。さっそく槍玉に上がった。
 
「毎試合、毎試合、自分がどれだけのものなのかを証明しなきゃいけないみたいだな。人びとの意見は僕を驚かせるよ。何度も言うが、どこもかしこもそんな話ばかりだ。プロフェッショナルだから批判されるのは宿命だし、心の準備はできている。でも、最近は日を追うごとに酷くなっていく。なんにせよ今日(ドルトムント戦)は、マドリーでの400試合出場を果たせてハッピーだよ。何点取って来たかはよく分からないけど(411得点)、いまの僕が僕であるのは、日々の鍛錬とチームメイトのおかげだ」
 
 最後に、ベイルとの不仲説についても口を割った。
 
「まだそんなことを言ってるのかい? 僕たちはともにたくさんのゴールを決め、たくさんのトロフィーを獲得してきた。フットボールではよくこんなデマが出回る。そのたびに、『そんなのは間違っている』と言わなきゃならないのかい?」
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