鎖骨骨折でもU-17W杯メンバー入り。森山佳郎監督がベタ褒めする斉藤光毅とはどんな選手か

2017年09月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「怪我があっても連れて行って、その(国際大会の)雰囲気を感じてもらいたい選手」(森山監督)

森山監督が期待する斉藤は現在、鎖骨を骨折しているが…。写真:川端暁彦

 10月6日に開幕するU‐17ワールドカップで注目すべき選手は久保建英だけではない。久保と同じく2001年生まれで、横浜FCユースに所属するFW斉藤光毅も、世界を驚かせる可能性を秘めた逸材だ。
 
 斉藤は6月に仙台で開催されたインターナショナルドリームカップでU-16日本代表の優勝に貢献。自身は大会MVPと得点王を獲得した。その活躍が認められてU-17代表にも選出され、今回のワールドカップメンバーにも入ったわけだ。

 期待のストライカーは、切れ味鋭いドリブルとゴールセンスが武器で、先のインターナショナルドリームカップでは3試合で4得点を挙げた。とりわけ活躍が際立ったのがU-16ギニア代表戦で、自身のハットトリックを含む、全5得点に絡んだのだ。
 
 ここまで語れば否が応でも本大会での活躍に期待が膨らみそうだが、実は9月の初めに斉藤は鎖骨を骨折し、「今は安静にしている状態」(森山監督)。御前崎での直前キャンプで「どの程度、プレーが可能なのかも含めて確認」し、「予選の2、3戦目くらいで復帰が可能なら連れて行く」のだという。指揮官は、それだけ大きな期待を寄せているのだろう。
 
「僕らスタッフのなかでも、その怪我があっても連れて行って、その(国際大会の)雰囲気を感じてもらいたい選手ではある。今ぐいぐい成長しているところで、彼を連れて行って少しでもピッチに立たせたいと思える選手です」
 
 森山監督にここまで言わせる俊英は、世界を相手にどんなプレーを見せるのか。怪我の回復が進むのを祈るばかりだ。
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