中村俊のFKを起点に磐田が先制も、浦和が粘りドロー決着。興梠が今季17点目で得点ランク単独首位に

2017年09月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

中村俊のFKからムサエフが押し込み先制。

高精度のFKで先制点を演出した中村。(C) SOCCER DIGEST

[J1リーグ26節]磐田1-1浦和/9月17日(日)/エコパ

 ともに両チームの役者が見せ場を作った試合は、1-1のドロー決着となった。

 試合は21分、磐田がセットプレーのチャンスを活かす。ペナルティエリア右の位置から中村俊輔が左足で鋭い回転をかけたコントロールショットを放つと、これが走り込んだ高橋祥平の頭にピタリ。高橋のヘディングシュートはGK西川周作に阻まれたが、こぼれ球をムサエフが頭で押し込んだ。磐田が先制に成功する。

 前半はその後、浦和が反撃に出るが、シュートは枠を捉え切れず、前半は磐田の1点リードで折り返す。

 後半に入り、浦和は再三磐田ゴール前に押し込みながらも、ゴールを奪い切れない。しかし79分、ついに同点ゴールが生まれる。敵陣でボールを奪った青木拓矢がそのまま前線へフィードを送ると、これをDF高橋の背後から走り込んだエースの興梠慎三がヘディングで合わせ、ゴールネットを揺らした。興梠の得点ランク単独トップに立つ今季17点目で、浦和が試合を振り出しに戻す。

 終盤の84分、磐田は流れを変えるべく、中村俊に代えて3年ぶりにチームに復帰した山田大記を投入する。90分にはアダイウトンの仕掛けから松浦拓弥が決定的なシュートを放つが、GK西川のファインセーブに阻まれる。

 結局、試合は1-1のドローで決着。磐田は勝点43で依然6位、浦和は同40で8位となっている。

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