柴崎岳がバルサからゴラッソも無念の負傷交代…ヘタフェも逆転負け

2017年09月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

前半終了間際に輝きを放つ。

柴崎がバルサを相手に強烈な一撃をお見舞いした! (C) Getty Images

 柴崎岳がとんでもないゴールを決めた!
 
 9月16日(現地時間)、リーガ・エスパニョーラ第4節が行なわれ、ヘタフェはホームでバルセロナと対戦した。
 
 ここまで1勝1分け1敗で11位につけるヘタフェ。ホームでの初勝利を懸けて臨んだ一戦で、日本代表MFの柴崎岳は4試合連続でスタメンに名を連ね、4-4-1-1のシャドーポジションに入った。
 
 一方、開幕3連勝を飾って首位に立つバルサはいつも通りの4-3-3。最前線には公式戦4試合で7ゴールを決めているリオネル・メッシとルイス・スアレス、ウスマンヌ・デンベレの3人が顔を揃えた。
 
 試合は立ち上がりからバルサがメッシを起点としたパスワークで主導権を握るも、ヘタフェも機を見てはカウンターを狙う。16分には左サイドで味方のスルーパスに抜け出した柴崎が決定的なクロスボールを供給して決定機を創出した。
 
 果敢な飛び出しから決定機を創出した柴崎だが、この日は守備に追われる時間が多く、持ち味のパスセンスを披露するシーンは少なかった。
 
 試合はヘタフェの我慢強い守りの前にバルサも効果的な攻撃を見せられずに進行すると、柴崎が特大の輝きを放つ。
 
 39分、味方のマルケル・ベルガラのヘディングでの落としを柴崎が、敵バイタルエリアから豪快に左足でボレー。鋭いドライブ回転のかかった一撃が、ゴールネットを揺らした。
 
 背番号10のスーパーゴールで先制したヘタフェは、バルサに今シーズン初の失点をマークさせ、1-0で前半を折り返した。
 
 迎えた後半、バルサはアンドレス・イニエスタに代えて、デニス・スアレスを投入。アウェーチームは、よりスピーディーな攻撃を序盤から展開する。
 
 値千金の先制点をマークした柴崎だが、後半はバルサ守備陣のマークが厳しさを増したため、ボールコントロールに苦戦。すると、54分に左足の中足骨付近を痛め、座り込んでしまい、無念の負傷交代を余儀なくされた。
 
 司令塔を失ったヘタフェを尻目に、後半開始からワンサイドゲームを展開したバルサは、素早いパスワークで相手を翻弄すると、62分にボックス内で冷静なボールコントロールを見せたD・スアレスが豪快なシュートを突き刺さして同点とする。
 
 なおも攻勢を強めたバルサは、77分に今夏の移籍市場で広州恒大から加入したパウリーニョを送り込む。すると、このブラジル代表MFが期待に応えてみせる。
 
 84分、メッシの楔のパスをバイタルエリア中央で受けたパウリーニョは、そのままボックス内に持ち込んで強烈なシュートを放ってネットを揺らしたのだ。
 
 交代選手が見事に活躍して自力の差を見せつけ、ヘタフェを見事に逆転してみせたバルサは残り時間も巧みに消化して、ホームチームの反撃を危なげなく退けて2-1で勝利。リーガ・エスパニョーラ4連勝を飾った。
 
 柴崎のリーガ・エスパニョーラ初ゴールはあったものの、連勝は叶わなかったヘタフェ。次節は9月21日にアウェーでセルタと対戦する。
 
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