ボクシング・ヘビー級王者が「戦いたいサッカー選手」は?

2017年09月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ちょっとした野獣」と語った選手とは?

3つの王座に君臨し、ボクシング界で名声を高めているA・ジョシュア(左)。そんな最強アスリートがあるサッカー選手との対戦願望を明かした。 (C) REUTERS/AFLO、(C) Getty Images

 万が一にも実現すれば、あのアントニオ猪木対モハメド・アリや、先月末に行なわれたフロイド・メイウェザー対コナー・マクレガーを遥かに超える「異種格闘技戦」となるかもしれない。
 
 現地時間9月9日、『You tube』の番組『COPA90』に出演したボクシングの現役ヘビー級王者であるアンソニー・ジョシュアが、自らが対戦したいサッカー選手の名前を挙げている。
 
 A・ジョシュアは今年4月にイングランド・サッカー界の聖地であるウェンブリー・スタジアムで行なわれた、ウクライナ人のウラジミール・クリチコとの統一タイトルマッチで見事にTKO勝ち。IBFヘビー級スーパー王座、WBA世界ヘビー級スーパー王座、IBO世界ヘビー級王座と3つの王座に君臨している。
 
 そんな現役最強との呼び声も高いA・ジョシュアは、イングランドのワトフォード出身で、ボクシングに打ち込む前には自身もプレーした経験を持つなど、無類のサッカー好きとして知られている。
 
 そうした経緯もあり、番組の視聴者から「サッカー選手で戦いたい相手はいるかい?」と問われたA・ジョシュアは、次のような回答している。
 
「もし、本当に戦えるなら、トゥーレ・ヤヤとやりたいね。彼はもはやちょっとした野獣みたいなもんだろ?」
 
 2013年のプロデビュー以来、19戦無敗。しかも全ての試合でKO勝ちを収めているA・ジョシュア。その鋼のような肉体とタフさは、あるサッカー選手が手本となっているという。
 
「リオネル・メッシも頑丈だけど、俺はクリスチアーノ・ロナウドを手本としている。だって彼はブルース・リーみたいじゃないか。俺がプロとして始めた時、なんの経歴もなかったからひたすらアピールをしなくちゃいけなかった。だから彼のように自己管理は徹底したんだ」
 
 また、A・ジョシュアは、「C・ロナウドからは最高の選手としてトップステージに立ち続けるためにインスピレーションを得ている」と、その立ち振る舞いを称賛してもいる。
 
「これはリオ・ファーディナンドから聞いたのだが、C・ロナウドはマンチェスター・Uにいた当時、チームで唯一、専属のマッサージ師と栄養士、それから心理学者を傍に置いていたらしい。彼は最高の選手として君臨するために努力を怠らない。真のプロフェショナルさ」
 
 サッカー界のスーパースターへ大きな敬意を表したA・ジョシュアは、10月28日にプルガリア人のクブラト・プレフと、昨シーズンのチャンピオンズ・リーグ決勝の舞台となったカーディフのミレニアム・スタジアムで対戦する予定だ。
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