柴崎岳をスペイン各紙が好評価「明らかな脅威」「氷を撃ち砕くような一発」

2017年09月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

63分に交代も、攻撃の突破口を開くなど存在感。

日本代表のサウジ戦から中2日。過酷な状況下にあって、柴崎は精力的に前線を駆け回った。(C)Getty Images

 ヘタフェの今シーズン初勝利に貢献した柴崎岳。スペインのメディアはおおむねそのパフォ―マンスに好評価をつけた。

 リーガ・エスパニョーラ3節のレガネス戦、1部では初となる南マドリード・ダービーで、柴崎は堂々の先発出場。攻撃時は4-2-3-1システムのトップ下に入り、敵ボールになると高い位置でのプレッシャーを試み、ホルヘ・モリーナとの2トップのような位置を取った。
 
 1-0のリードで迎えた63分に柴崎は交代。日本代表でのサウジアラビア戦から中2日と、長距離移動による疲れを考慮されたのだろう。その後ヘタフェはいったん追いつかれるが、83分にアルバロ・ヒメネスが勝ち越し弾を決め、3ポイントを掴んだ。
 
 スペイン・メディアの柴崎に対する評価は、『MARCA』紙が3段階評価(0から2)の「2」を付け、PKを阻止したGKビセンテ・グアイタや決勝点のヒメネスらとともに最高評価を得た。「今日も違いとなっていた」との寸評が添えられている。『AS』紙は3段階評価(1から3)の「2」と、及第点よりやや上の評価。こちらはグアイタとボランチのマウロ・アランバリが「3」となっている。
 
 15分に柴崎はバイタルエリアでボールをキープし、巧みなステップからミドルを放った。なかなか突破口を見いだせないヘタフェのチーム初シュート。この場面を切り取ったのが『AS』紙で、「氷を撃ち砕くような一発。その後の展開を考えれば、とても効果的なプレーだった」と称えた。
 
 メキシコ版の『ESPN』は「序盤から敵ディフェンスにとって明らかな脅威となっていたのが、フェイチャル・ファシルとガク・シバサキ」と記し、ラジオ局『Cadena Ser』のホームページでは、「アランバッリとマルケル・ベルガラの2ボランチが敵のパスワークを分断し、攻めてはガクが持ち前のスピードでレガネスのセンターバックを振り回した」と評した。
 
 これでヘタフェは1勝1分1敗。次節は本拠地にバルセロナを迎える。

【ハイライト動画】柴崎岳が先発出場!ヘタフェは今季初白星で次節バルセロナと激突|レガネス 1-2 ヘタフェ
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