パリSGデビュー戦を楽しんだエムバペ 「欧州で一番の仲間とプレーする機会を得られた」

2017年09月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

相手の退場については「タックルは危険だったけど…」

開幕5連勝を飾ったパリSG。来週からはチャンピオンズ・リーグのグループステージも開幕するだけに、加入間もないエムバペにも、フル回転での活躍が求められることになる。 (C) Getty Images

 今夏、移籍市場の主役のひとりとして、その動向が注目されたキリアン・エムバペ。今シーズンはモナコからのレンタル、来シーズンに1億8000万ユーロ(約230億円)で完全移籍する予定でパリ・サンジェルマンに到来した彼は、デビュー戦で早くもその価値を示してみせた。

 
 川島永嗣がゴールを守るメス相手に伸び伸びとプレーし、59分にはネイマールへの浮き球のパスがクリアされたところでダイレクトシュートを放ち、早くも移籍後初ゴールを決めた。
 
「とても良いゴールだったと思う。僕はネイ(ネイマール)にパスを通したかったんだけど、DFにインターセプトされた。それで相手よりも早く反応して、ボールを押し込んだんだ」(フランス『レキップ』紙より)
 
 今夏、2億2200万ユーロ(約284億円)の移籍金でバルセロナからパリSGにやって来たネイマールをはじめ、多くの優れたチームメイトたちとのプレーも、18歳の天才少年は楽しめたようだ。
 
「僕はいつも、偉大な選手たちと一緒にプレーしたいと思っている。そしてフランス、いや、おそらくは欧州で一番の仲間たちとプレーする機会を得られた。彼らから、プレーやプロとしての姿勢を学んでいきたいと思う」
 
 プレーを楽しんだエムバペだが、その有能さゆえに相手にとっては危険な存在となり、モナコ時代同様、厳しいマークに遭い続けた。そして56分には、ブノワ・アス=エコトに背後から強烈なタックルを受けて悶絶する場面も。これで、パリSGは数的優位を得ることになった。
 
「レッドカードの判定が正しいのかどうかは分からない。みんなが動いているなかで、判断するのはとても難しいからね。ただ、彼のタックルは危険なものだったし、僕からは(タックルに来るのが)見えなかったから、より危なかった。でも、彼を責めたりはしないよ」
 
 いずれにせよ、新天地でのデビュー戦を5-1の大勝で飾ったことで、エムバペは終始満足気だった。
 
「とにかく、早くピッチに立ちたかったからね。すごく嬉しかったし、とても楽しめたよ。これから、もっとチームに溶け込んでいきたいと思う」
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