日本戦を目前に雰囲気が良くない? サウジ会長が代表選手たちを外食に連れ出す

2017年09月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

リラックスできたのか、それとも重圧が増しただけか。

ジェッダで調整を続けるサウジアラビア代表。会食直前のカットだが、たしかにどこか沈んでいるような……。(写真はサウジアラビア・サッカー連盟の公式HPより)

 火曜日の日本戦を前に、西部の都市ジッダで調整を続けているサウジアラビア代表。土曜日午前には、同国サッカー連盟会長であるアデル・ビン・モハメド・エザット氏の訪問を受け、「君たちの勝利を信じている。多くのゴールを奪い、応援にやってくる大観衆を喜ばせてあげてくれ」と激励された。
 
 その後の試合会場での練習は冒頭の15分間のみ公開で、以降は報道陣はシャットアウト。ベルト・ファン・マルバイク監督は入念にセットプレーの確認を行なった模様だ。
 
 急きょ予定が変更されたのが、その日の夜だった。宿舎でゆっくり過ごすはずだった選手たちは、エザット会長に連れられてジェッダ有数の高級レストランへ直行。サウジ連盟の公式サイトでその様子が報じられ、さながら決起集会の様相となった。
 
 会長は「大した理由ではない。練習を観ていて感じたところがあり、雰囲気を変えなければいけないと思っただけだ」と語った。8月29日のUAE戦に敗れ、国内では批判的な論調が一気に噴出。日本戦は勝利が絶対条件で、しかも点差をできるかぎり広げての3ポイント奪取が望まれている。チームが重圧を感じていないわけがない。
 
 はたして会長との会食は良いリフレッシュとなったのか、それとも、プレッシャーが増大しただけなのか。神のみぞ知るだ。
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