浦和守備陣を翻弄した「トルコのメッシ」がセルタへ移籍!

2017年08月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

インテル移籍が破談に終わり…。

今夏に日本で行なわれた浦和とのプレシーズンマッチでは2ゴールを挙げていたエムレ・モル。 (C) Getty Images

 現地時間8月29日、セルタはドルトムントからトルコ代表MFのエムレ・モルを獲得したことを公式サイトで発表した。契約期間は2022年6月までの5年。スペイン紙『マルカ』によれば移籍金は1300万ユーロ(約16億6400万円)だという。
 
 現在20歳のエムレ・モルは、2015年にデンマークのノアシェランでキャリアをスタートし、169センチと小柄で、類まれなテクニックを有することから『トルコのメッシ』と評されてビッグクラブの注目を浴び、2016年夏にドルトムントに移籍した。
 
 トルコ代表としてもEURO2016のメンバーに選出されるなど活躍しているエムレ・モルは、今夏に行なわれたドルトムントのプレシーズンマッチで来日。浦和レッズ戦では日本代表DFの槙野智章を出し抜いて2ゴールを奪ってもいた。
 
 しかし、打開力は一級品だが、ボールを持ちすぎる悪癖を改善できず、ドルトムントではペテル・ボシュ新監督の下でも引き続きバックアッパー扱いが濃厚に。そこで今夏は移籍先を模索し、インテルやフィオレンティーナ、トリノなどイタリアのクラブが注目した。

 とりわけ、インテルは熱心でドルトムントとのクラブ間合意には達していたとドイツの複数メディアに報じられていた。だが、ドイツ紙『ビルト』によれば、個人交渉に入ったものの、代理人の要求額がネックとなって破談に終わったという。
 
 そんな中でセルタ入りを決めたエムレ・モル。すでにメディカルチェックも終えて、「ゴールとアシストを決めて、できるだけ多くの試合に勝ちたい」と意気込んでいる。早ければ9月10日に本拠地で行なわれるアラベス戦でリーガ・デビューを飾る見込みだ。
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