トッテナムがついに今夏初補強! クラブ史上最高額をコロンビア代表CBに投下!

2017年08月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

ポチェティーノは「あと4人欲しい」と訴える。

生まれ持った身体能力とアヤックスで磨いたテクニックでメガクラブからも注目されたサンチェス。「ポチェティーノとの仕事は楽しみでしかない」とトッテナム入りを喜んだ。 (C) Getty Images

 現地時間8月18日、トッテナムはアヤックスからコロンビア代表DFのダビンソン・サンチェスを獲得したことを発表した。
 
 契約期間は2023年6月までの6年。移籍金の詳細は明かされていないものの、英国メディア『スカイ・スポーツ』はクラブ史上最高額の4000万ポンド(約58億円)だと伝えている。
 
 現在21歳のサンチェスは、2014年に母国のアトレティコ・ナシオナルでプロキャリアをスタート。187cmの恵まれた体躯と卓越したパワーとスピードを生かした対人能力で瞬く間に定位置を確保すると、2016年にはコパ・リベルタドーレス制覇に貢献した。
 
 その活躍が認められ、昨夏にはオランダの名門アヤックスに移籍。ビルドアップ能力にも磨きをかけ、主力CBとして存在感を放ち、今夏はバルセロナやインテルからのオファーも報道されていた。
 
「アヤックスに感謝したい。トッテナムに来れたのは、あそこで成長できたらから」と語ったサンチェスは、「これはさらに成長するうえで非常に重要な移籍だと思う」と、さらなる進化を見据えた。
 
 トッテナムは今夏の移籍市場ではカイル・ウォーカーをマンチェスター・Cへイングランド人史上最高額となる5000万ポンド(約70億円)で売却した一方、大型補強に動くライバル達とは違って沈黙していたが、ようやくサンチェスという補強を実現させた。
 
 今夏のクラブを動きにはチーム内でも不満を抱く選手がおり、主力SBのダニー・ローズは、のちに謝罪こそしたものの、「グーグルで検索しなくていい選手を連れてきてほしい」と、英国メディアの取材で漏らしていた。
 
 そんななか、新たに獲得したのは21歳のサンチェスだけに、ファンの中では、「また若手……」という声も少なくないが、指揮官のマウリシオ・ポチェティーノは、次のように補強に関する批判を一蹴している。
 
「エリック・ダイアーを獲得したとき、誰も彼を知らなかった。リーグ1(英国3部)からやってきたデル・アリもだ。私がここに来たときもそうさ。みんなが、『マウリシオ・ポチェティーノって誰だ?』という認識だったね。きっとグーグルやヤフーで調べたはずさ」
 
 そう語ったポチェティーノだが、さらなる補強の必要性は感じているようで、「簡単ではないが、私はあと4人の選手を求めている。それが我々の目標だね」と訴えた。
 
 現在はエバートンのイングランド代表MFロス・バークリーの獲得を目指しているというトッテナム。はたして、移籍市場が閉じる8月31日にまでに思い通りの補強を敢行できるのだろうか?

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事