闘莉王、“14年ぶりの”ピッチに帰還も得点ならず敗戦… 二度のバー直撃も

2017年08月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半途中に10人となるも最後まで存在感を見せる。

古巣との対戦となった闘莉王は、存在感を十分に見せつけるもゴールならず。写真:川本 学

[J2リーグ28節]水戸 2-0 京都/8月16日/Ksスタ

 ホームの水戸がカウンターから2点をもぎ取り京都を下した。

 京都の田中マルクス闘莉王にとっては、自身の名を世に広めるきっかけとなった古巣・水戸との対戦。実に14年ぶりに水戸のピッチに戻ってきた。

 試合は、自陣にブロックを敷いて守る水戸に対し、京都は前線の闘莉王、大黒将志、エスクデロ競飛王らを軸に攻め立てるが、水戸の組織的な守備が機能し、京都は攻め切ることができない。逆に20分、京都はビルドアップのミスを突かれて、カウンターから水戸の齋藤恵太に先制点を許してしまう。

 前半を水戸の1点リードで折り返すと50分、京都はエスクデロのシュートのこぼれ球に反応した闘莉王が合わせるが、シュートはクロスバーを直撃。枠をとらえ切れない。

 1点を追う京都は58分に吉野恭平がラフプレーで退場となってしまう。

 窮地に追い込まれた京都は72分、ビッグチャンスを掴む。左サイドからのエスクデロのクロスに闘莉王がヘディングで合わせる。しかし、このシュートもクロスバーを叩き、こぼれ球を小屋松が押し込もうとするが、枠をとらえ切れなかった。

 79分、京都の攻勢を耐えた水戸は狙い通りのカウンターから前田大然がゴールを決め、リードを2点差に広げる。

 試合は2-0でタイムアップ。ホームの水戸が勝利し、3試合ぶりの白星。勝点を43に伸ばした。一方の京都は勝点36のままとなった。
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