決勝点を決めた柴崎岳の評価が急上昇!「ガクはヘタフェの新たなアイドルになるだろう」

2017年08月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「南マドリードにファンタジーを運ぶだろう」と地元紙

テネリフェ時代とは異なり、スペインでの“2年目”はのっけからエンジン全開の柴崎。ヘタフェの10番に相応しいプレーを披露できるか。(C)Getty Images

 親善試合のジローナ戦で決勝点を挙げるなどハイパフォーマンスを披露した柴崎岳に対して、一夜明けた8月6日も賛辞の報道が相次いだ。
 
 なかでも大きく紙面を割いて特集を組んだのが、スポーツ紙の『VAVEL』で、ヘタフェの担当記者が特大の期待を込めて、熱くレポートしている。
 
「ガク・シバサキは明らかな違いだ。彼は間違いなく、南マドリードにファンタジーを運ぶだろう。テネリフェのサポーターを楽しませたゴール、アシスト、ドリブル、創造性はいずれも本物だったということだ」
 
 記者はそうとうの日本通なのか、芸術に精通しているのか、こんなユニークな表現で柴崎を称えている。
 
「テネリフェに来た当初はスペインの風土や気候、食べ物に馴染めず、なによりホームシックもあったと聞く。だがそれらを克服するのにさして時間はかからなかった。すぐさま彼はブーツを履き、タイカン・ヨコヤマのような美しい絵画をピッチに描き出したのだ」
 
 スペイン語圏で「ブーツを履く」は、「心の底から楽しむ」という意味の慣用句。横山大観は言わずと知れた、近代日本美術の巨匠だ。
 

次ページ“ニセの9番”でのプレー機会が増えるか。

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