ポスト柴崎岳の筆頭候補に浮上! テネリフェがFC東京の若手アタッカー獲得に本腰か

2017年08月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

いまだ完成しないスカッドで攻撃の核に?

今季のFC東京でも中島は好調を維持、スタメン出場が続いている。はたして欧州挑戦は……。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 6月末まで柴崎岳が所属していたリーガ・エスパニョーラ2部のテネリフェが、新たな日本人MFの獲得に乗り出したようだ。地元メディアの『eldorsal』や『Radio Club』などが大々的に報じている。
 
 記事によれば、いまだ新シーズンのスカッドを確定できてないテネリフェ(現時点でトップ登録は18名)が、攻撃の核となりうるアタッカーを物色しているという。そこで"ポスト柴崎"を釣り上げるべく、スポーツダイレクターのアルフォンソ・セラーノがアジア市場を中心に探索中だというのだ。
 
 その筆頭候補に浮上しているのが、FC東京のMF中島翔哉。『eldorsal』は中島をこう紹介している。
 
「ガク・シバサキと似たタイプだ。攻撃的なポジションで幅広く機能するが、サイドでのチャンスメイクを得意とする。左右両足で質の高いパス、シュートを放ち、とくに足にボールが吸い付くようなドリブルのセンスが素晴らしい。首都のクラブでは中盤の定位置を確保しており、昨年U-23日本代表の一員としてリオ・オリンピックにも出場した有望株だ」
 
 セラーノSDが照会を始めたのは7月に入ってからで、すでに7月中旬には、テネリフェBながら19歳のMF吉村裕哉を獲得している。
 
 さらに『eldorsal』はレスター・シティの日本代表FW岡崎慎司についても言及。レスターでの出場機会が限定されそうな状況下、移籍を視野に入れているという。なかでもスペインのクラブが有力で、テネリフェも候補のひとつに挙がっているようだ。
 
 ただレスターは2年半前の獲得時に1100万ユーロ(約14億円)を費やしており、岡崎との契約が2年残っている点も考慮すれば、少なくとも移籍金は700万ユーロ(約9億円)はかかると見られる。資金繰りに苦しむテネリフェが、支払える額ではない。
 
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