連勝ストップに名波監督が「こういうゲームにしたのは自分たち」と反省の弁。一方で松井大輔への温かいエールも

2017年08月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「新しいサッカー人生が成功することを祈る」と名波監督。

2-3の逆転負けを悔やんだ名波監督「最終ラインがパトリックに引っ張られて下がる場面が多かった」と振り返った。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ20節]磐田2-3広島/8月5日/ヤマハ
 
 広島に逆転負けを喫し、磐田の連勝は6で止まった。好調を維持していただけに、17位相手に勝点を取りこぼしたのは痛恨だったといえるだろう。名波浩監督も試合後のインタビューで反省の言葉を漏らした。
 
「こういうゲームにしてしまったのは自分たち。ボックスの手前のところでもう少し身体を投げ出したり、相手のスピードを止める作業を徹底したりという作業をやれている人間とやれていない人間がいた。その差がゲームの結果を左右した」
 
 指揮官が「最終ラインがパトリックに引っ張られて下がる場面が多かった」と振り返るように、すべての失点シーンに広島のパトリックが関与していた。この新加入FWに守備陣形を乱されて中盤でのプレスが甘くなったために、「青山や野上のワンタッチパスで崩された」のだ。
 
 ポーランド2部のオドラ・オポーレに移籍する松井大輔を、勝利で送り出せなかったのも悔いが残っている。「昨シーズンも小林がいなくなる試合で良い結果を出せなかった。大輔には本当に申し訳ないと思う」。7連勝を飾り、最高の形で松井を送り出すことはできなかったが、最後に指揮官は「新しいサッカー人生が成功することを祈る」と温かいエールを送った。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事