瀬川が同点弾。さいたまダービーは痛み分け… 浦和の堀新監督は「ゴール前で甘さが出た」

2017年08月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

柏木のゴールで勝ち越すも…。

浦和は常に先行する展開を活かせず、大宮にドローに持ち込まれた。写真:徳原隆元

[J1リーグ20節]浦和 2-2 大宮/8月5日/埼玉

 白熱の攻防を見せた「さいたまダービー」は、ともに譲らず引き分けという結果に終わった。

【浦和 2-2 大宮 PHOTO】浦和が二度リードするも埼玉ダービーは決着付かずのドロー

 立ち上がりからゲームを支配した浦和は26分、大宮の奥井諒のハンドでPKを得ると、これを興梠慎三が落ち着いて沈め、幸先よく先制する。

 しかし、その後はチャンスを逸し続けると、66分にDF陣の連係ミスを突かれ、途中出場のマテウスに左足でのカーブをかけたシュートを決められ同点に。

 それでも浦和はその3分後、菊池大介が入れたクロスのこぼれ球に反応した柏木陽介がシュートを放ち、ゴールネットを揺らす。浦和がすぐさま勝ち越しに成功する。

 試合は浦和の1点リードで終盤に突入するが、88分に大宮が追いつく。右サイドの岩上祐三のクロスに、途中出場の瀬川祐輔が飛び込みヘディングシュートを叩きつけると、ボールはGK西川周作が伸ばした手を越えてゴールネットを揺らした。

 結局、試合は2-2でタイムアップ。浦和は3連敗こそ免れたものの、またしても勝利を逃した。一方の大宮も勝点1を積み上げるにとどまり、依然残留圏の15位札幌とは勝点3差のまま。両チームにとって、まさに痛み分けの結果となった。

 浦和の堀新監督は「いい形で進められたと思うが、ゴール前で甘さが出てしまった」と反省の弁。一方の大宮の伊藤彰監督は「お互い死力を尽くした戦いだったと思う。本来は先にとって攻撃したかったが、パワーをかけて追いつけたのは良かった」と、引き分けに持ち込んだ戦いぶりに一定の評価を下した。
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