C・ロナウドの「クラシコ」欠場にICC主催者も失望を隠せず…

2017年07月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

本人も出場を希望していたようだが…

米国でのクラシコは欠場となったC・ロナウドだが、来月13、16日のスーパーカップではどうなるだろうか? 写真は4月のリーガ・エスパニョーラでの対戦時。 (C) Getty Images

 本日7月29日、インターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)でレアル・マドリーとバルセロナによる伝統の「クラシコ」が行なわれる(日本時間30日9時05分キックオフ)。

 
 米国マイアミのハードロック・スタジアムで行なわれるこの一戦は、あくまで親善試合のひとつではあるが、スペイン国外でこのカードが実現するのは1982年のベネズエラ以来2度目ということもあって、大きな注目を集めている。
 
 今夏のICCの目玉ゲームともいわれ、チケット価格も高騰したクラシコだが、これを心待ちにする世界中のファンにとって残念なのは、マドリーの大エース、クリスチアーノ・ロナウドが出場しないことだろう。
 
『ESPN』によると28日、ICCを主催する「レリバントスポーツ」社が正式にC・ロナウドの欠場を発表。「彼は本当に出場したいと思い、我々も待っていたが、うまくいかなかった」と声明を出した。
 
 同社の代表で、NFLマイアミ・ドルフィンズのオーナーでもあるチャールズ・ロス氏は、今回のクラシコを実現させた功労者だが、そんな彼の努力をもってしても、マドリーのスーパースターを呼び寄せることはできなかったようだ。
 
 C・ロナウドは今夏にコンフェデレーションズカップに出場した後、双子が誕生したばかりとあって家族とともに過ごすことを望み、いまだにバカンス中である。また、マドリー退団騒動の発端となった脱税容疑に対する裁判への出廷が、31日に控えているという。
 
「レリバントスポーツ」は、彼の欠場に「激しく失望している」としながらも、「しかし我々は、ベストな2チームの対決を見ることができる」と気を取り直した。
 
 マドリーは8月2日にはメジャーリーグ選抜とシカゴのソルジャーフィールドで対戦するが、現時点ではこちらも、C・ロナウドの出場は怪しいと見られている。
 
 ちなみに前述した通り、脱税容疑をかけられた際、マドリーの対応に失望して同クラブからの退団、スペイン以外でのプレーを希望したというC・ロナウドについては、まだその去就を不安定だと見る向きもある。
 
 これについて、マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は「何も心配していない。クリスチアーノは今、バカンスを満喫しているだけのことだ。彼は新しいシーズンを我々と戦うために、間もなく戻ってくるだろう」と語っている。
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