「すごく寂しい」 キエッリーニが電撃移籍のボヌッチへの想い明かす

2017年07月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

7シーズンに渡りユーべで共にプレー。

キエッリーニ(左)は、ユーべを退団したボヌッチ(右)との別れに「寂しくなる」と語った。(C)Getty Images

 ジョルジョ・キエッリーニは、レオナルド・ボヌッチとの別れに寂しさを隠せないようだ。現地時間7月23日、イタリアの『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙がイタリア代表DFのコメントを伝えた。
 
 史上初のセリエA6連覇を成し遂げたユーべのディフェンスリーダーだった、ボヌッチのミランへの電撃移籍は、今夏のビッグサプライズとなった。
 
 ジャンルイジ・ブッフォンやアンドレア・バルザーリらとともに、ユーべ守備陣を支えてきたキエッリーニは、7シーズンに渡り共にプレーしたボヌッチの退団について、正直な想いを明かしている。
 
「ボヌッチは真の仲間だった。この7年間、僕が家族を含めて誰よりも会ってきたのが、彼とジャンルイジ・ブッフォン、そしてアンドレア・バルザーリだった。すごく寂しくなるだろう」
 
 一方でキエッリーニは、ボヌッチの退団でユーべの戦力が大きくダウンすることはないと考えているようだ。
 
「僕らには重要な選手たちがたくさんいる。別のDFが加わり、僕らが休めるようになるかもしれない。これまでは5人のDFだったが、今は4人だ。それぞれ特徴も違う。正直、技術的な面に関してはそれほど心配していない」
 
 現在ユーべはアメリカツアーを行なっているが、キエッリーニとバルザーリに加えて、メディ・ベナティアが帯同。また、6月に行なわれたU-21欧州選手権に参加した影響でメンバー外のダニエレ・ルガーニも控えている。ボヌッチは退団したものの、最終ラインのクオリティーはセリエAでトップクラスを誇る。
 
 昨シーズンのチャンピオンズ・リーグ決勝ではレアル・マドリーに4ゴールを献上して大敗したユーべだが、準決勝まではわずか3失点と、鉄壁の守備は世界的に評価された。キエッリーニはボヌッチの移籍で守備陣が崩壊することはないと信じているが、ディフェンスの柱を失ったイタリア王者は、その堅守を維持できるだろうか。
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