マンCファンには屈辱? 国外で初のダービー視聴に必要なのは宿敵の…

2017年07月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

マンCファンが激怒するワケとは?

国外で初ダービー開催という歴史的瞬間を見るためには屈辱を受け入れなければならないマンC・ファン。彼らが怒るその理由とは? (C) Getty Images

 アメリカ、シンガポール、中国の3か国で現在開催中のインターナショナル・チャンピオンズカップ。欧州各国の強豪が激突する豪華な親善試合の中で、特に大きな注目を集めるに違いないのが、レアル・マドリー対バルセロナの「クラシコ」と、マンチェスターの2クラブが激突するダービーマッチだろう。
 
 マンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティは、昨夏の同大会でも中国で対戦予定だったが、悪天候によるピッチコンディションの問題で試合が中止となった。よって、7月20日(現地時間)にヒューストンで行なわれる一戦は、マンチェスター以外で開催される史上初のダービーとなる。
 
 ジョゼ・モウリーニョ監督率いるマンチェスター・Uと、ジョゼップ・グアルディオラ監督が指揮を執るマンチェスター・Cの一戦が開催されるのは、英国時間では深夜。それでも、「初の国外ダービー」を見ようという両クラブのファンは少なくないはずだ。
 
 しかし、『ESPN』や英紙『テレグラフ』によると、マンチェスター・Cのサポーターが今回のダービーを見るためには、ある"屈辱"に耐えなければいけないと伝えている。というのも、英国でこの一戦の放映権を持つのが、マンチェスター・Uの公式チャンネル『MUTV』だけなのだ。
 
 マンチェスター・Cは7月18日、クラブの公式ウェブサイトで、MUTVに登録すれば試合を視聴できると説明。だが、テレグラフ紙によると、サポーターから、「冗談だよな?」、「MUTVを後押しするなんて無理」といった不満の声が殺到し、クラブが該当記事を削除する事態となった。
 
 中には「できるだけ早く独自のチャンネルを作るのが良い」と、マンチェスター・Cも公式チャンネルを持つべきという声も上がっているというが、いずれにしても20日の試合には間に合わない。
 
 ちなみに、MUTVでダービーを視聴するには、7ポンド(約1000円)を支払う必要がある。決して大きな金額ではないが、宿敵の公式チャンネルにお金を払わなければならないマンチェスター・Cのファンにしてみれば、心中穏やかでないのは言うまでもない……。

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