「U-17代表の心臓」平川怜の自信とW杯への想いとは?

2017年07月15日 古田土恵介(サッカーダイジェスト)

「コンディションはまったく問題ない」

「他の選手との違いを見せなければいけない立場」。平川はそう言い切った。写真:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)

 U-17日本代表は7月15日~17日、第21回国際ユースサッカーin新潟に出場する。同県新発田市で11日から合宿を張っており、12日にはU-17北信越選抜との練習試合(35分×2本)を行なった。
 
 代表の発足当初よりメンバーに選出され、正確な縦パスと散らしで攻撃の起点となるMF平川怜にとってどんな大会になるのか。練習試合後に突撃取材を敢行。"チームの心臓"を担う逸材の独占インタビューをお届けする。
 
――◆――◆――
 
――U-17北信越選抜との試合では2本目で出場しましたが、調子はどうでしょうか?
 
 いい感じです。相手のレベルを考えると、あまり試合そのものに対する評価はできないと思いますが、自分のコンディションはまったく問題ありません。大会に向けて、今後のトレーニングもしっかりとこなせればいいな、と。
 
――今季はJ3でも経験を積んでいますが、それが余裕につながっている?
 
 J3でゲームをこなしているので、他の選手との違いを見せなければいけない立場です。このレベルであれば自分が一番目立てるくらいのプレーをする必要があると思っています。
 
――昨年のアジア選手権でもそうでしたが、チームの軸として期待されています。
 
 責任は感じますが、それがプレッシャーにはなりません。(10月6日からインドで開幕する)U-17ワールドカップが近付いたらどうなるかは分かりませんが、今のところは過剰に重荷を背負わず、思い切ってやれています。
 
――平川選手は代表チームを引っ張る立場でもあります。
 
 このチームの立ち上げ時から選ばれ続けていますからね。代表での経験値は高いので、周囲に目を配りつつも、しっかりと要求もしていきたい。
 
――森山佳郎監督は「インドは暑いので守備に力を割くのではなく、ボールを保持して相手を走らせたい」と話していました。ボランチの位置からパスを捌く平川選手の働きが、より重要になってきます。
 
「ボールを動かす」というのは今回の合宿からかなり重点的にやっています。自分が担う役割はかなり重要になりますし、その出来次第でチームも変わってしまう。良さをしっかりと出しながら、良い方向へ導けるようにしたいです。
 
――最後に、15日からの大会に対する意気込みをお願いします。
 
 ワールドカップが迫るなかで、もう一段階チームの完成度を上げなければいけないと思っています。チームとしての結果をまず大事にしながら、個人としてはU-17メキシコ代表などトップクラスの相手と戦えるので、現時点で持てる最大限の力をぶつけたいです。
 
取材・文:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)
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