ミランが凄い! ボヌッチ&ビグリアのダブル獲得で合意!

2017年07月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

ビグリアは長期の交渉、ボヌッチは急転直下の展開だった。

ミランはビグリア(左)とボヌッチ(右)の獲得で合意。早ければ現地時間7月14日中にも発表される見込みだ。(C)Getty Images

 今年4月に中国資本となり、ここまで8人の新戦力を迎える大型補強で話題を呼んでいるミラン。さらにここにきて、ユベントスのDFレオナルド・ボヌッチ、ラツィオのMFルーカス・ビグリアの獲得も内定した。現地時間7月13日、『スカイ・イタリア』や『メディアセット』、『ガッゼッタ・デッロ・スポルト』紙、『ミラン・ニュース』などイタリア・メディアがこぞって報じている。
 
 31歳のビグリアはかねてからアンカーのトップターゲットに挙がっており、早い段階で本人サイドとは年俸350万ユーロ(約4億4800万円)の3年契約で基本合意。ラツィオとの交渉が長引き、一時は撤退も噂されたが、最終的には移籍金1700万ユーロ(約21億7600万円)+ボーナス300万ユーロ(約3億8400万円)でまとまった模様だ。
 
 ビグリアはラツィオのプレシーズンキャンプに加わっていたが、わずか1日で離脱する見込み。代理人のエンツォ・モンテパオーネは、「ビグリアは今回の移籍に満足している。明日(14日)にもミラノに到着する予定だ。彼はここでの新たなスタートが待ち切れないようだ」と語っている。
 
 一方、30歳のボヌッチに関しては、まさに急転直下の展開。7月10日前後に代理人のアルフレッド・ルッチからミランに売り込みがあり、ここから一気に話が動き出した。
 
 マッシミリアーノ・アッレグリ監督との不仲が原因で退団を決意したボヌッチは、家族の意向で昨夏から誘いがあるチェルシーやマンチェスター・Cではなくイタリア残留を希望。これを聞きつけた古巣インテルも間髪入れずにオファーを出したというが、すぐにミランと年俸600万ユーロ(約7億6800万円)で個人合意した。
 
 ユーベとの交渉は、サポーターとの関係が悪化して退団を希望し、恩師のアッレグリ監督が獲得を望むマッティア・デ・シリオ+金銭で交渉がスタート。最終的には両者を分けて話し合うことになり、まずは「ボヌッチはミランにしか、デ・シリオはユーベにしか売らない」という紳士協定を締結する。
 
 そして、13日の両クラブ首脳による交渉は深夜1時30分まで続き、ボヌッチに関しては移籍金4000万ユーロ(約51億2000万円)で合意。デ・シリオは1000万~1500万ユーロ(約12億8000万19億2000万円)でまとまる可能性が高いが、合意は持ち越しになったという。
 
 メディアセットは「すでに公式発表を残すのみ」と報道。さらにミランがボヌッチにキャプテンマークをオファーし、妻はミラノでの住居探しにも入っていると伝えている。
 
 ガゼッタ紙は14日の紙面で、「衝撃のボヌッチ、ビグリア両獲り。ミラン、スクデットに向けて」と大々的に報じている。たしかにボヌッチは今や世界有数のCBであり、ビグリアもセリエAでは屈指のレジスタ。このままダブル獲りとなれば、ミランにとっては大きな戦力アップとなる。
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