【C大阪】首位浮上にも笑顔なく苦言を呈した指揮官「先制されて2倍の力が必要になった」

2017年07月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

チームの好調を論じるよりもまず…。

3連勝を飾ったC大阪だが、ユン・ジョンファン監督はチームの戦いぶりに苦言を呈した。写真:川本 学

[J1リーグ18節]C大阪 2-1 柏/7月8日/金鳥スタ

 柏レイソルとの上位対決を逆転で制したセレッソ大阪が、2005年以来のJ1首位に立った。

 この日敵地でFC東京と引き分けた鹿島アントラーズをかわし、12年ぶりの首位に浮上したC大阪だったが、指揮官は試合後のフラッシュインタビューでニコリともせずに、まずはチームの戦いぶりに苦言を呈した。

「我々は先制点を取られている。これでは立ち上がりから2倍の力が必要になってしまう。まずは立ち上がりからしっかり集中して入るということを修正しなければならない」

 後半に杉本、ソウザのゴールで逆転、最後の20分はトップ下の山村を最終ラインに下げて守り切る必勝パターンで、逃げ切り勝ちしたものの、指揮官の想いは前半のまずい戦いぶりに向いていたようだ。序盤からチャンスを作るものの決め切れず、41分には相手のクロスボールへの対応が悪く、先制を許した。指揮官は勝って兜の緒を締めるコメントを残した。

 それでも、ここ3試合で9ゴールと攻撃面では良い流れが続いている。ユン・ジョンファン監督は、「いろんな選手が点を決めて良い状況にある。もっと多くの点を決めること、失点をしないことで、もっと良い状況が生まれてくると思う」と語り、攻守両面でのさらなる向上を誓った。
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