熊谷紗希が未来のなでしこ相手に熱血指導!「チャレンジすることが大事」と海外挑戦に期待

2017年07月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

海外での経験を基に、1対1の重要性を語った。

イベント後に取材に応じた熊谷は、「若い選手がチャレンジしていくことは大事」と持論を述べた。(C) SOCCER DIGEST

 7月8日、千葉市内にあるZOZOPARK HONDA FOOTBALL AREAで「なでしこ限定スペシャルクリニック」が開催され、なでしこジャパンの主将を務めるリヨンのDF熊谷紗希がゲスト出演した。
 
"将来のなでしこジャパンを担う選手の育成"を目的に、ソルティーロ・ファミリア・サッカー・スクールが開催しているこのイベント。5回目の開催となったこの日は、30度を超える猛暑のなか、未来のなでしこを目指す子どもたちを対象に行なわれた。
 
 ボールキープのトレーニングでは、熊谷は身体の向きについて自らデモンストレーションを交じえて指導。「シュートまで行けていない子が多い。攻撃の時は積極的に仕掛けてほしい」とアドバイスをすると、子どもたちは早速実践に移し、果敢にシュートを狙う姿が見られた。
 
 終盤に行なわれたミニゲームとエキシビションマッチには熊谷自らも参加。子どもたち相手に遠慮することなく積極的にシュートを狙うなど、負けず嫌いの面を見せた。
 
 イベント終了後、取材に応じた熊谷は、「暑かったですけど、子どもたちも元気があって楽しくやることができました」と感想を述べ、さらに子どもたち相手の"真剣勝負"については、そりゃあ、負けたくないんで。そこは関係なく勝たせて頂きました。最後の勝負のところで負けないのが大切なんです」と語った。
 
 また、クリニックでは1対1の重要性を指摘した熊谷だが、これはドイツで2年、そしてフランスで4年プレーしている自身の経験に基づいてのものだという。
 
「海外に出て6年経っていますけど、一番自分が成長したところだし、成長していかないとやっていけないところだと思う。世界を相手に戦う上で、日本ででももちろんですけど、局面の戦いで負けないところはすごく大切だと思います。今日1日でどれだけ(子どもたちの)身になるかは分からないですけど、継続しながら、これがひとつのきっかけになってくれれば嬉しいです」
 
 フランスの名門リヨンでプレーし、UEFA女子チャンピオンズ・リーグで連覇(15-16シーズン、16-17シーズン)を経験している熊谷。なでしこジャパンの主将は、「個人の意見としては、世界に出ていくことは大切だと思うし、どんどん若い選手がチャレンジしていくことが大切になってくると思います」と持論を述べ、日本女子サッカー界の底上げに期待を寄せた。
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