清水が両サイドバックの2発で代表5人を抱えるG大阪に快勝!

2017年07月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

前半は保持率で大きく下回るものの12本のシュートを放つ。

CKから先制点を挙げた松原。今季2得点目をゲットした。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ18節]清水 2-0 G大阪/7月8日/アイスタ

 Jリーグは7月8日、18節の8試合を開催。IAIスタジアム日本平で行なわれた清水エスパルス対ガンバ大阪は、2-0で清水が日本代表5人を抱えるG大阪に快勝した。

 試合は序盤からG大阪がボールを支配し、清水が自陣にブロックを築き、堅守からの速攻を狙う展開。前半のボール支配率は一時G大阪が65%を記録したが、逆に中盤でのプレスが機能し始めた清水が徐々にリズムを手繰り寄せていく。

 そして29分、先制したのはホームの清水だった。CKからカヌが空中戦で競り合勝つと、ファーサイドに流れたこぼれ球を左サイドバックの松原后が押し込み、ゴールネットを揺らした。

 清水はカウンターからさらにチャンスを量産。40分には波状攻撃を見せ、金子翔太のシュートはGK東口順昭に阻まれたものの、こぼれ球を拾った松原がクロスを入れる。これは相手DFにはじき出されたが、こぼれ球に反応した竹内涼がヘディングで折り返し、中央で待ち構えた右サイドバックの鎌田翔雅がヘディングで押し込んだ。清水が2点をリードする。

 前半はG大阪が保持率で61%を記録したもののシュート1本に終わり、逆に保持率で大きく下回った清水がシュート12本を放つ効率の良い攻めを見せ、2点リードで折り返した。

 後半、G大阪は遠藤保仁に代えてFW長沢駿を、初瀬亮に代えて藤春廣輝を投入してスタート。2枚替えで反撃へのテコ入れを図る。

 前半はシュートを打ち切れなかったG大阪は、代わった長沢やプロ初先発の呉屋大翔らがゴール前に進出し、シュートを放っていく。50分には右サイドを突破した長沢が至近距離からシュートを放ったが、GK六反勇治の好セーブに遭い得点ならず。63分には泉澤仁がDFに囲まれながらもシュートを打ち込むも、またも六反の好守に阻まれた。

 一方の清水も70分、CKのチャンスを掴むと、ニアサイドに飛び込んだミッチェル・デュークがヘディングシュートを放つも、わずかに枠を外れた。

 試合は終盤に突入。清水はG大阪にボール支配を許しながらも、粘り強く撥ね返していく。結局、清水が最後まで手堅く守り切り、2-0でタイムアップ。ホーム2連勝で、勝点を21に伸ばした。

 一方G大阪は2連敗となり、勝点は32と変わらず。
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