イブラが11年ぶりにユーべ帰還? サポーターは6割が「賛成」

2017年07月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

ライオラ代理人とトリノにいる姿を目撃される。

代理人とトリノにいる姿を目撃されたイブラヒモビッチ(右)。2005-06シーズン以来の古巣復帰を期待するユーべ・サポーターも多い。(C)Getty Images

 ズラタン・イブラヒモビッチは4月に右膝の靭帯を損傷する大怪我を負い、マンチェスター・ユナイテッドを1年で退団、復帰後の去就が注目されている。そんな中、元スウェーデン代表FWが代理人と一緒にいる姿を目撃されれば、「移籍か?」と騒がれるのは仕方ないかもしれない。
 
 イタリアの『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙によると現地時間7月6日、イブラヒモビッチとミーノ・ライオラ代理人はトリノで一緒にいるところを目撃された。
 
 6日の『カルチョメルカート・コム』など、一部のイタリア・メディアは、2人が一緒にいた理由はフェラーリ購入のためだったと報じている。ライオラと一緒だったのも、彼がイタリアU-17代表FWのモイセ・ケアンとの契約延長交渉でトリノを訪れたところを挨拶しただけとの声もある。
 
 だが、これを受けて一部のサポーターのあいだでは、イブラヒモビッチがトリノを本拠地とするユベントスに復帰する可能性が取り沙汰されている。
 
 イブラヒモビッチは2004年夏、アヤックスからユーべに移籍し、2シーズン連続で国内リーグ制覇に貢献した。だが06年5月、イタリア・サッカー界を揺るがした不正スキャンダル「カルチョーポリ」が発覚。関与が疑われたビアンコネーロはセリエB降格を命じられた。
 
 現在も守護神に君臨するジャンルイジ・ブッフォンやアレッサンドロ・デル・ピエロらが2部降格でも残留したのに対し、当時24歳だったイブラヒモビッチはライバルであるインテル移籍を決断する。

 ここでは、国内リーグ3連覇や得点王(08-09シーズン)など、チームと個人の両方でタイトルを次々に手に入れたが、ユーべ・サポーターからは「裏切り者」と揶揄された。
 
 そんないきさつもあり、もしイブラヒモビッチが"帰還"を果たす場合、ユーベ・サポーターは彼を温かく迎え入れるのかが気になるところだが、サポーターの反応を見る限り、答えは「イエス」のようだ。

 ガゼッタ・デッロ・スポルト紙のアンケートによると、2600名を超えるユーべ・ファンの62.4%が、この元スウェーデン代表FWの11年ぶりの復帰に「賛成」と回答している。
 
 ゴンサロ・イグアインやパウロ・ディバラなど、前線にタレントを擁するユーべだけに、イブラヒモビッチ獲得は現実的な選択ではない。

 それでも、怪我からの復帰が来年以降と予想される35歳のイブラヒモビッチが、その姿を目撃されただけで、加入を期待する声が挙がるのは、彼がいかにスーパースターであるかの証と言えるかもしれない。
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