相手FWを幻惑! 英4部クラブが仰天の万華鏡柄のGKユニホームを作成

2017年07月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

作成者は自信満々だが……。

ウィコムの新ユニホーム。このド派手なデザインの意図とは? ※写真はウィコムのツイッターより

 衝撃的なデザインが話題を呼んでいる。英国メディア『BBC』は、イングランド4部のウィコムのGK用ユニホームを紹介している。
 
 蛍光の黄色を基本として、全体にはピンクや青、紫などの華模様をあしらった、新シーズ用のウィコムのド派手なGKユニホーム。しかし、BBCによれば、今回の柄に行き着いたのには"明確な狙い"があるという。
 
 ユニホームデザインにも関わったトップチームのGKコーチであるバリー・リチャードソンは、「なんとかして相手の目を引くようなものを作りたかったんだ」と、動揺を誘うために制作したと発言。そのうえで、「現代のGKは昔よりも遥かに大きい。そんな彼らをより大きく見せるにはどうしたらいいのか? 簡単ではなかったね」と苦労話を吐露した。
 
 そうした試行錯誤のなかでインスピレーションを受けたのが「万華鏡」だったという。リチャードソンは、「子どもの頃に持っていた万華鏡を思い出したんだ。眩い色に惑わされ、自分の目が中央に寄っていたことをね」と、発想の秘密を明かした。
 
 実際にユニホームを着るウィコムの正GKであるスコット・ブラウンは、「これは間違いなく、僕にとって最高のユニホームだね。他のGKは、常に緑か黄色のありきたりなデザインだ」と、えらく気に入った様子だ。
 
 すでに練習でも着用しているという革新的なデザインのGKユニホームに、ウィコムのFWたちはどう思っているのか? リチャードソンは次のようにコメントを残している。
 
「うちのストライカーは、『コーチ、俺たちはGKを見ないから、気は散らない』と言ってきたが、それは気取っての発言だろうね。彼らは今、あのユニホームについて考えているはずだよ」
 
 BBCのラジオ番組で長年司会を務めていたビル・ターンブルは、自身のツイッター上でユニホームについて「ミツバチでも惹きつけそうだ」と、相手ストライカーよりも、別のものに警戒すべきではないか? と冗談めいた指摘をしている。
 
 画期的なデザインのGKユニホーム。はたして、他チームのストライカーたちに対して、狙い通りの効果はあるだろうか……。
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